日本通運(株)⇒北海道苫小牧市の新たな危険物対応物流拠点「NX苫小牧危険物ロジパーク」が稼働開始

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 日本通運(株)は、多温度帯管理機能を備えた北海道苫小牧市の新物流拠点「NX苫小牧危険物ロジパーク」が稼働開始したと発表した。同社は、半導体関連産業の集積が進む北海道で化学品や高圧ガスなどの危険物を安全かつ適正に保管・管理する体制を整える。
 同施設は、定温危険物倉庫と建設中の多温度帯危険物倉庫の2棟で構成され、今後は高圧ガス倉庫やコンテナヤードの拡充も予定。消防法や高圧ガス保安法に準拠した設計で、先端産業の原材料供給を支える。
 苫小牧市は「苫小牧港」と「新千歳空港」という“ダブルポート”を有し、鉄道・高速道路など交通アクセスに優れる。積雪量が少ない地理的特性もあり、安定した物流環境の提供が可能。NXグループの内航船「ひまわり」も苫小牧港に就航しており、危険物・高圧ガスの大量輸送にも対応することができる。
 同施設はまた、2024年8月に稼働した恵庭市の「NX-TECT Hokkaido」と連携し、北海道内外の先端産業向け物流ネットワークの強化を図る。同社は今後も高品質な物流サービスの提供を通じて、地域産業の発展に貢献する方針だ。

※「NX苫小牧危険物ロジパーク」の施設概要
所在地:北海道苫小牧市晴海町43-53
構造:地上1階建て 定温危険物倉庫/多温度帯危険物倉庫、高圧ガス危険物倉庫2棟
営業開始日:定温危険物倉庫2025年7月1日、多温度帯危険物倉庫2025年8月予定(建設中)、高圧ガス危険物倉庫2棟:2025年12月予定(建設中)

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