山九(株)⇒三重県に危険物倉庫4棟で構成される「北勢第3物流センター」を開設/全国13カ所の自社拠点で危険物倉庫を運営、危険物サプライチェーンの課題解決に貢献

  • URLをコピーしました!

 山九(株)は、三重県三重郡菰野町に「北勢第3物流センター」を開設した。
 同センターは、1,000 ㎡×4 棟の危険物倉庫で構成されており、消防法危険物第 4類の貨物に対応するもの。すでに同地域には、危険物を主に取り扱う物流センターを 2カ所構えていて、3カ所合計での敷地面積は約4万㎡となり、12棟の危険物倉庫を有する大規模危険物倉庫群になるとしている。また、隣接する既存倉庫では危険品の流通加工機能も備えており、今回の新設を機にこれらのサービスを推進していく予定。
 貨種は、リチウムイオンバッテリーなどの製品から、医療や半導体などに使用される中間財や原料などの高機能製品を主に取り扱う予定。今後は毒劇物取扱許可も取得する予定で、さらに保税蔵置場の許可も申請する予定だ。
 同社は2023年5月、大阪に関西最大級の危険物倉庫(約 1,000㎡×8棟)を開設しており、2024年には姫路でも危険物倉庫を拡張している。今回の三重県における増設により、関東、中部、関西、九州を網羅する形で、全国13カ所の自社拠点において、総延床面積約2万7,800㎡の危険物倉庫を運営する体制となる。危険物倉庫に対するニーズはここ数年高い状態にあるものの、供給量不足が続いており、同社では、同センターを通じて危険物サプライチェーンの課題解決に貢献する考えだ。

※「北勢第3物流センター」の施設概要
所在地:三重県三重郡菰野町大字永井字北西川原 3080- 17
開設時期:2024 年 10月 1日
敷地面積:1万879 ㎡(事務所棟 1棟)
倉庫面積:約4,000 ㎡(1,000 ㎡×4 棟)
対応危険物:消防法第 4類、毒劇物(予定)
機能:保税機能(予定)、コンテナバンニング機能

目次