大和ハウス工業(株)と日本貨物鉄道(株)は4月1日、千葉市美浜区に大型マルチテナント型物流施設「DPL千葉レールゲート」の建設に着手する。同施設は、「札幌貨物ターミナル駅」構内に立地する「DPL札幌レールゲート」に続く両社共同事業の第2弾となる。
同施設は、千葉の湾岸エリアに位置する、東京都心から約30km圏内の大型マルチテナント型物流施設。立地面では、京葉道路「穴川IC」より約3.5km、東関東自動車道「湾岸千葉IC」より約5kmに位置し、首都高速都心環状線や首都高速中央環状線、東京外かく環状道路(外環道)、首都圏中央自動車道路(圏央道)の首都圏3環状道路にもアクセスしやすく、交通利便性がある。また、常磐自動車道、東北自動車道などに繋がる複数の幹線道路にも容易にアクセスできるため、広域配送にも適している。
同施設は、貨物鉄道輸送の全国ネットワークへのアクセスが可能な京葉臨海鉄道臨海本線「千葉貨物駅」より約9kmに位置するほか、貨物取扱量が全国第2位で、国際拠点港湾に指定されている千葉港の新港地区に位置することに加え、「成田国際空港」より車で約40分と、陸・海・空路の物流インフラが充実しており、国内外輸送の拠点としても優れた立地環境にあるとしている。
同施設は、地上4階建て、敷地面積4万8,539.02㎡、延床面積11万3,915.48㎡で、最大8社のテナント企業が入居可能。各区画には事務所を設置するなど、テナント企業の多様なニーズにも対応できる。また、テナント従業員の働き方改革の支援として、同施設内にテナント企業の従業員専用の保育施設を設置。さらにカフェテリアやコンビニエンスストアが入るスペースを設け、就労環境を整備するとともに、普通乗用車286台分、バイク30台分、自転車95台分の駐車スペースを用意した。
同施設は、各フロアに直接アクセスが可能なダブルランプウェイを採用し、1フロアにつき58台分のトラックバースを備えるほか、効率的な物流施設の運営をサポートするトラックの入場予約システムやオンラインチェックインシステムを採用。荷物の積み降ろしのために待機する荷待ち時間の短縮や、入出庫業務の効率化を図ることができる。
※「DPL千葉レールゲート」の施設概要
所在地:千葉県千葉市美浜区新港32-11 他
敷地面積:4万8,539.02㎡(1万4,683.05坪)
建築面積:2万9,122.75㎡(8,809.63坪)
延床面積:11万3,915.48㎡(3万4,459.43坪)
賃貸面積:8万8,500.49㎡(2万6,771.39坪)
入居テナント:最大8テナント(1区画面積5,922.63㎡から入居可能)
構 造 ・ 規 模:鉄骨造・耐震構造・地上4階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
着工日:2024年4月1日
竣工日:2025年9月16日(予定)
入居可能日:2025年9月17日(予定)