鈴与(株)は3月1日、神奈川県川崎市にワインの定温保管・流通加工を担う「東扇島ファインワインセンター(ファインワインセンター3)」を稼働させた。
同施設は同社3か所目のファインワインセンター(FWC)。ファインワインは、希少性の高い高品質のヴィンテージワインで、適温でムラのない温度管理によって熟成されたものを指す。FWCでは、ワインに最適な14℃帯の定温環境下での徹底した温度管理により、商品の乾燥や急激な温度変化を防ぎ、上質なワインにふさわしい保管環境を提供している。同社は2015年にワイン物流事業を開始し、ソムリエをはじめ、ワインに精通したスタッフを配備しており、業界トップクラスの160社以上のユーザーが利用している。昨年10月には、ワイン配送を専門とするリファーシステムジャパン(株)が鈴与グループに加わったことで、温度管理された専用車両での最適配送が可能になったとしており、輸入から保管、配送までを一気通貫する高品質なワイン物流サービスを実現している。
〇東扇島ファインワインセンターの強み
・輸入通関手続きから、入出庫、保管、配送までワンストップでの対応ができ、通関業務と倉庫業務の委託先を一本化することで、管理業務の負荷を軽減することが可能。
・東京港と横浜港の中間に位置し、各港からのアクセスが良く、輸入商品の保管場所として最適。
・ドックシェルター設備により外気に触れずに搬出入が可能となる他、庫内環境ではシートダクト空調を導入しており、ムラのない温度管理が可能。
※「東扇島ファインワインセンター」の施設概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島14-3
延床面積:4,806㎡
稼働開始:2024年3月1日