■物流施設 投資関連情報2022版<6.2~6.8>

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<2022年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

■三菱地所(株)、日本生命保険相互会社<6月2日>
「ロジクロス相模原」を着工、物流プライムエリアでの大規模物流施設の共同開発に着手


 三菱地所(株)と日本生命保険相互会社は、神奈川県相模原市中央区淵野辺で進めてきた大規模マルチテナント型物流施設「(仮称)相模原市中央区淵野辺プロジェクト」について、プロジェクト名称を「ロジクロス相模原」とし、2022年6月1日に着工したと発表した。
 本施設は、延床面積約17万900㎡の地上5階建のマルチテナント型物流施設で、三菱地所が出資する特定目的会社と日本生命が事業主体となり、開発を進めているもの。本計画地は、国道16号線までのアクセスに優れ、圏央道「相模原愛川IC」から約6.8km、東名高速道路「横浜町田IC」から約10.8kmと両高速道路の利用が可能で、東京都心から40km圏内、横浜から30km圏内と、地域配送・広域配送の両方に適した物流のプライムエリアに位置する。
 本施設には、全フロアの専有部倉庫内にも作業用空調を実装するほか、共用部の大規模休憩室に施設内売店を併設するなど、労働環境の快適性向上を図る。免震構造の採用や48時間の施設稼働を想定した給排水設備や非常用発電機の設置も行い、テナント企業のBCP対策を支援する。屋根面積約3万1,400㎡の屋上には太陽光発電設備の設置を計画しており、再生可能エネルギーを用いて施設内の一部電力を供給する。また、倉庫内の照明には1台ごとに制御可能な無線制御システムのLED照明を導入し、余分な点灯の抑制を行うなど、環境に配慮した施設を目指す。
なお、本施設の竣工は2023年12月1日の予定。

※「ロジクロス相模原」の施設概要
用途:マルチテナント型物流施設
規模・構造:地上5階建、ダブルランプ型、柱RC・梁S造、免震構造
敷地面積:約7万8,100㎡(約2万3,600坪)
延床面積:約17万900㎡(約5万1,700坪)
着工:2022年6月1日
竣工:2023年12月1日(予定)

■中央日本土地建物(株)<6月2日>
物流施設開発事業に参入、第1弾となる「LOGIWITH厚木」を着工


 中央日本土地建物グループ(株)は、子会社の中央日本土地建物(株)が物流施設「LOGIWITH(ロジウィズ)厚木」の建設に着手した。
本施設は、圏央道「相模原愛川 IC」から3.2km、24時間操業が可能な神奈川県内陸工業団地の中心部に位置する。神奈川中央交通「中二丁目」バス停に隣接し、通勤利便性に優れた立地環境となっている。本施設一帯は中津原台地の上に位置し、洪水、浸水、液状化リスクが低く、BCPの観点からも安全性の高い。建物は延床面積約2万6,000㎡、1フロア5,000㎡超の区画割(1階除く)を計画。最上階の5階は柱間隔20mのスパンにより、フレキシブルなレイアウトが可能だ。また各フロアは梁下5.5m、荷重1.5t/㎡を確保するほか、屋根にはソーラーパネルを設置する予定だ。
 中央日本土地建物では、本施設から物流施設開発事業へ本格的に参入する。今後開発する物流施設は、原則として「LOGIWITH」ブランドとしてシリーズ展開。6月初旬には愛知県一宮市で物流施設の開発に着手する。また、八王子市、習志野市でも物流施設用地を取得しており、今後さらに物流施設の開発を加速する予定だ。

※「LOGIWITH 厚木」の計画概要
所在地:神奈川県厚木市上依知3031(住居表示)
敷地面積:1万3,124.13㎡(約3,970.04坪)
用途地域:工業専用地域
建物構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
建物規模:地上5階建
延床面積:2万6,708.80㎡ 約8,079.41坪)
施設・設備:駐車場⇒高床トラックバース22台(一部ドックレベラー対応)、一般車両94台
駐輪場⇒40台
着工:2022年5月
竣工:2023年5月末(予定)

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