三菱倉庫(株)⇒資産回転型ビジネスの一環でマルチテナント型物流施設建設へ/神奈川県平塚市の自社倉庫5棟の再開発に着手

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 三菱倉庫(株)は、神奈川県平塚市にある自社倉庫5棟の再開発に着手し、マルチテナント型賃貸物流施設を建設すると発表した。
 同プロジェクトは、経営計画[2025-2030]で本格的に取り組む資産回転型ビジネスの一環。当該倉庫は1970年から神奈川県平塚市で稼働してきたが、2025年9月末に営業終了となり、建物の解体が進められているという。解体後は、旧施設の約2.8倍の延床面積のマルチテナント型物流施設を建設する計画だ。
 同社がこれまで建設してきた倉庫は、営業倉庫として自社使用を前提としたものがほとんど。同プロジェクトでは、同社として国内で初めて資産回転型ビジネスの一環となる物流施設開発に着手する。開発した物流施設は2030年度をめどに売却し、投資回収速度と資産回転効率を一層向上させる。
 同社は、自社開発物流施設においてロジスティクス機能(荷役・輸配送・流通加工・国際輸送などの)を提供するサービスも行っており、テナント企業の要望に対応するとしている。

※同プロジェクトによるマルチテナント型物流施設の施設概要
所在地:神奈川県平塚市大神(新東名高速「厚木南IC」から約1.3km、東名高速道路「厚木IC」から約3㎞)
敷地面積:約2万4,300㎡
開発する施設の規模・構造等:鉄骨造・4階建て、スロープ式メゾネットタイプ、トラックバースを1階・3階に設置、最大8テナント区画に分割可能
延床面積:約4万8,400㎡(事務所含む)
賃貸面積:倉庫 約4万2,000㎡ 事務所 約2,260㎡
設計・施工費:約132億円
着工:2026年夏~秋(予定)
竣工:2028年春~夏(予定)

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