
極東開発工業(株)は7月8日、兵庫県三木市で建設を進めていた新たな部品供給拠点「西部パーツセンター」が完成したと発表した。新施設は、旧西部パーツセンターを隣接地へ移転・拡張するとともに、愛知県小牧市の「中部パーツセンター」を統合したもの。特装車事業のアフターサービス体制を強化し、ストックビジネスの拡充を図る。
新施設は自動倉庫棟、倉庫棟、事務所棟の3棟構成。パレット・バケット式の自動倉庫に計6基の搬送クレーンを備え、最大約1万5,000品目の部品保管が可能だ。大物・長尺部品の保管に対応する重量ラックや専用フォークも導入し、搬入ステーションなど作業効率を高める設備も整備する。自動倉庫棟と倉庫棟の各種設備は年内に稼働予定。
新施設の屋根には同社拠点として初となる227kWの太陽光パネルを設置し、CO₂排出削減など環境対応も推進する。供給体制の集約のほか、配送効率や在庫管理の精度向上を通じ、顧客対応力の強化を図る。
同社は今後も、特装車事業の競争力向上を目的に、アフターサービスの品質や部品供給力の一層の強化を目指すとしている。
※「西部パーツセンター 」の施設概要
所在地:兵庫県三木市別所町巴16 (三木工場公園内)
事業内容:特装車用部品の保管・販売、調達
敷地面積:約4,950㎡
延床面積:約5,965㎡
建物概要:3 棟構造/自動倉庫棟 + 倉庫棟 + 事務所棟(2階建)