■昭和産業(株)/神戸工場内の製粉立体自動倉庫を更新/35億円を投じて物流機能の改善・効率化を図る

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 昭和産業(株)は、物流機能の改善・効率化を図るため、神戸工場(兵庫県神戸市)内の製粉立体自動倉庫を更新し、新設すると発表した。設備投資金額は 35億円で、2026年2月に完成し、稼働開始する予定だ。
 昭和産業グループは 現在、90 周年を迎える 2025 年度に向けた長期ビジョン「SHOWA Next Stage for 2025」の実現に向けて「中期経営計画 23-25」に取り組んでおり、その基本戦略の一つとして「基盤事業の強化」を掲げている。物流業界は現在、労働力不足が顕在化し、ドライバーの労働時間に上限が課せられるなどの「2024 年問題」に直面していることに加え、モーダルシフトや輸送拠点の集約などの取組で CO₂排出量を削減していく「グリーン物流」への対応も求められる状況となっている。同社はこれら課題にも対応するため、新しい立体自動倉庫では、製造から保管、ピッキング、出荷までをPCで一元管理し、現在人手を要している作業を自動化・省人化し、積込み時間や待機時間の短縮を図ることで、物流機能の改善・効率化を図る。
 同社は 「ホワイト物流」推進運動に賛同しており、自主行動宣言では「荷主側の施設面の改善」として倉庫のレイアウト変更等を掲げている。今回の更新はその施策の一つ。

※「神戸工場新倉庫」の施設概要
所在地:神戸市東灘区御影浜町5番地
延床面積:3,900㎡(倉庫、出荷場等)
投資総額:35億円
保管品目:小麦粉製品(パレット積み紙袋品)
立体自動倉庫:収容力19万袋(4,750t)
稼働:2026年2月

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