
防熱扉の設計・製造・施工を手がける岸産業(株)は本社向かいに新倉庫を新設し、2月に稼働開始したと発表した。冷凍食品需要の増加を背景に防熱扉の受注が伸びるなか、従来の保管スペース不足を解消し、物流導線を最適化する狙い。新倉庫の稼働により、保管能力は従来比約2.6倍に拡大した。
新倉庫では移動式ラックを導入し、限られたスペースでの保管効率を最大化した。必要な製品に迅速にアクセスできる環境を整えたことで、出荷段取りの効率化を図る。今後は出荷リードタイムを現状比30%削減する目標を掲げる。
同社ではこれまで、受注増に伴う保管スペース不足から、繁忙期には外部倉庫を活用し一部製品を分散保管していた。このため、倉庫間移動が発生し、出荷までの時間が増加するなど業務効率の低下が課題だった。新倉庫開設でこうした非効率を解消し、出荷体制の強化につなげる。
防熱扉の需要は、冷凍食品市場の拡大や同社のFC事業の伸長を背景に、今後も継続的な増加が見込まれる。同社は今回の設備強化により、将来的な需要増にも対応可能な保管能力を確保したとしている。今後は生産体制と物流体制のさらなる効率化を進め、事業規模の拡大を目指す方針だ。
※新倉庫の施設概要
所在地:大阪府堺市堺区 (岸産業株式会社 本社向かい)
稼働開始日:2026年2月
用途:防熱扉製品の保管・出荷
延床面積:493.35㎡
