
プロロジスは、(株)MonotaROとオンサイトPPA(電力販売契約)を締結した。プロロジスが所有しない施設で再生可能エネルギー事業を展開するのは初めてとなる。対象はMonotaROが茨城県水戸市で開発中の物流施設で、屋根面を賃借し太陽光パネルを設置する。
同施設は2027年5月に竣工予定で、プロロジスは2028年4月から発電を開始する計画だ。発電した電力はMonotaROが施設内で消費し、余剰分はプロロジスが市場などへ売電する。MonotaROにとっては再生可能エネルギー調達によるコスト削減とサステナビリティ強化につながる。
プロロジスは国内の賃貸用物流施設に太陽光パネルを設置しており、発電容量は約85MW(2025年12月時点)に達する。開発中施設を含めると100MW規模となる見通しだ。これまでバーチャルPPAやフィジカルPPAなどのコーポレートPPAサービスを提供してきたが、他社不動産の屋根面を活用する取り組みは新たな展開となる。
両社はエネルギー分野での協業実績があり、プロロジスは「プロロジスパーク猪名川1」でMonotaROの使用電力を実質100%再エネ化する支援を行った。太陽光発電の余剰自己託送やPPAの知見が評価され、今回の契約につながった。
プロロジスは国内で太陽光パネル設置が可能な物流施設のうち90%超で設置を完了している。今後はメガソーラー開発の知見や調達力を生かし、他社不動産の屋根面賃借による再エネ供給や温室効果ガス削減を進める方針だ。
同社は、2040年までにScope1・2・3を含むバリューチェーン全体での温室効果ガス排出ネットゼロ実現を掲げる。グローバルでは1GW超の太陽光発電を展開し、入居企業の電力グリーン化を支援する「プロロジス・グリーン・ソリューション」を推進している。2023年には東京オフィスにエネルギー事業室を設置し、新規事業の開発と再エネ活用の拡大を進めている。
