
(株)メディパルホールディングスの連結子会社 (株)メディセオは、東京都江東区に医療用医薬品などの高機能物流拠点「東京ALC」を開設し、稼働させた。「東京ALC」は約11億円を投じ、既存倉庫物件を賃借・リノベーションしたもので、従来の「東京中央FLC」の全機能を移管。出荷規模とカバーエリアを拡張し、首都圏における医薬品の安定供給体制を強化する。
「東京ALC」は地上6階建てで、賃借面積は約1万7,667㎡。千代田区や中央区、江東区など都心および東部を中心としたエリアをカバーし、稼働当初の年間出荷額は約1,100億円を見込む。最新のAI技術やMH機器の導入により、納品精度は99.9997%(シックスシグマ)という極めて高い水準を実現できるとしている。
メディパルグループでは、「東京ALC」をグループ初の「複合型センター」と位置付ける。メディセオのほかグループ各社の入居を進める計画で、サプライチェーンの全体最適化と効率的な配送網の構築を目指す。機能を移管した旧拠点の「東京中央FLC」は一旦閉鎖し、営業拠点としてリニューアルする予定だ。
建物は免震構造を採用。自家発電装置も設置し、停電時でも72時間フル稼働が可能。厚生労働省の「GDP(医薬品の適正流通)ガイドライン」に準拠した厳格な温度管理や偽薬対策を徹底するほか、EV導入など環境負荷低減の取り組みも進める。
メディパルグループが進めるALCの全国展開は、今回の「東京ALC」で14カ所目。将来の物流問題や物流量の増加を見据え、都心部における次世代型物流モデルの確立を急ぐ。
※「 東京ALC」の施設概要
所在地: 東京都江東区東陽5丁目29-15
敷地面積: 6,225.84㎡(約1,829坪)
賃借面積: 17,667.09㎡(約5,344坪)
構造: 鉄筋コンクリート造、地上6階建
設備投資額: 約11億円(リノベーション、設備・機器等)
主な特長: 免震構造、自家発電装置(72時間稼働)、AI・MH機器の融合による高精度納品(99.9997%)、GDPガイドライン準拠、EV導入
カバーエリア: 千代田区、中央区、港区、文京区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、江戸川区等
出荷予定額: 年間 約1,100億円
稼働開始: 2026年1月

