
(株)商船三井は、アジア最大級の総合不動産会社キャピタランド(=CapitaLand)グループと共同で、シンガポールにおける高度自動化倉庫「OMEGA 1 Singapore」開発事業に出資参画した。総開発費は約2億6,000万シンガポールドル(約312億円)に達する見込み。経済発展と人口増加が続く東南アジアにおいて、物流インフラ事業を強化し、海運市況に左右されにくい安定収益源の構築を急ぐ。
同開発事業は、商船三井が2024年11月に出資した「CapitaLand SEA Logistics Fund」の3号案件として推進される。建設地はシンガポール西部のジュロン工業地帯。世界最大級のコンテナ港として整備が進む「トゥアス・メガポート」や、「マレーシア連絡橋」へのアクセスに優れた立地を確保した。竣工は2028年となる予定だ。
倉庫は5階建ての多層階ランプ型で、総床面積は約7万1,000㎡。最大の特徴は、天井高40mの吹き抜け構造を持つ自動貨物保管エリアで、自動荷役クレーンや自動制御ラック、無人搬送車(=AGV)などの最先端技術を導入し、約6万パレットの効率的な在庫管理を実現する。環境面では、シンガポール建設庁の「Green Mark GoldPlus」認証の取得を目指す。
建物全体については、自動倉庫ブランド「OMEGA」を展開する台湾のAlly Logistic Property社(=ALP社)と賃貸借契約を締結する。ALP社は同プロジェクトの出資パートナーも務める。
※「 OMEGA 1 Singapore」の施設概要
所在地: シンガポール西部 ジュロン工業地帯(19 Gul Lane, Singapore 629414)
総開発費: 約2億6000万シンガポールドル(約312億円)
総床面積: 7万1,000㎡
収容能力: 約6万パレット
構造・規模: 鉄筋コンクリート造(想定)・5階建て、多層階ランプ型、常温、部分空調倉庫
特筆設備:自動荷役クレーン、自動制御ラック、AGV
環境認証: Green Mark GoldPlus(取得予定)
竣工時期: 2028年

