SGリアルティ(株)⇒福岡県糟屋郡篠栗町で大型中継センター「(仮称)佐川急便九州中継センター」を着工/佐川急便(株)の新たな中継センターとして開発、既存4拠点ならびに2拠点の一部を集約

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 SGリアルティ(株)は、福岡県糟屋郡篠栗町で大型中継センター「(仮称)佐川急便九州中継センター」の建設工事に着手した。竣工は2027年5月となる予定だ。
 同社では、同施設新設により、既存4拠点と2拠点の一部を集約する。これにより、中継業務の効率化を図り、積載効率改善やトラック台数適正化、さらにこれら伴うCO2排出量削減などの効果を見込む。さらに、トラックの待機時間や荷物の積み降ろし時間の短縮、ならびにトラックドライバーや倉庫内スタッフの労働環境改善にもつなげることで、九州エリアにおける物流ネットワークの最適化実現に努める。

□同施設のスペック
①福岡IC至近、九州全域へ好アクセス
同施設は、九州自動車道「福岡IC」至近に位置し、福岡市内や九州全域へのアクセスに優れ、広域の物流ネットワークのさらなる効率化が見込める。
②南北のトラックバース、大型駐車場を設置
同施設は、佐川急便(株)の新たな中継センター。1階のトラックバースは建物南北の両側に設置する計画で、大型トラックが最大117台同時接車することができる。また、185台分の大型駐車場も設けるとしており、幹線輸送の効率的なオペレーション実現に寄与する。
③快適な施設空間
同施設内に充実した休憩スペースを設けるなど、ドライバーや倉庫内のスタッフの労働環境改善を図るとともに、快適性も考慮した施設とする方針だ。
④環境に配慮した施設計画
同施設の屋根には、自家消費型太陽光発電設備を設置する。この設備で発電した電力を施設内で使用することで、CO2排出量削減と電力コスト低減を図る。また、環境認証として、CASBEE Aランク(予定)、ZEB ready(予定)の取得も目指すなど、建物の省エネ性能を最大限に高めるほか、エネルギー消費量削減にも努める。さらに、Low-Eガラスや全館LED照明、雨水流出抑制施設を採用するなど、環境負荷の低減に配慮した施設計画とする方針だ。
⑤災害対策を備えた設備
同施設には、72時間稼働可能な非常用発電設備を設置し、災害時でも事業継続が可能なBCP対応施設とする。

※「(仮称)佐川急便九州中継センター」の施設概要
所在地:福岡県糟屋郡篠栗町大字和田、大字津波黒ほか
敷地面積:6万6,853.43㎡(2万223.16坪)
延床面積:3万4,270.92㎡(1万366.95坪)
規模‧構造:地上2階建て‧S造
着工:2025年11月1日
竣工:2027年5月(予定)
稼働開始:2028年6月(予定)

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