
山九(株)は山口県山陽小野田市に「山九山陽小野田ロジスティクスセンター」を開設した。
同センターはTHK(株)と長期の契約を結ぶ専用倉庫。「THK山口工場」の門前倉庫として、これまで周辺に分散していた倉庫機能が集約される。北九州で行っている梱包作業も2026年初旬をめどに同センターに移管する予定。THKのビジネス領域拡大に向けた成長戦略の裏付けとして同センターを活用し、西日本地区における物流機能の最適化を目指すとしている。
同センターは鉄骨平屋建てで、低床バースと 8基のドックレベラーを備えた高床バースが設けられている。THK山口工場から10km圏内に位置しており、サプライヤーの工場にも近接。輸出港となる「門司港」までは 50km圏内と、内陸地ながら優れたアクセスを有している。同センターにおける倉庫管理や搬入出作業、梱包作業などは全て山九が請け負う予定だ。
同センターは、今後のTHKの事業拡大にも柔軟に対応できる拡張性を備えており、将来的には新たなテクノロジーを取り入れたモデルセンターとしてのさらなる活用も見込まれている。
※「山九山陽小野田ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:山口県山陽小野田市高畑77-105
開設日 :2025年10月7日
敷地面積 :約 1万7,687 ㎡
延床面積 :約 8,163 ㎡ (倉庫 7,837 ㎡、事務所 326 ㎡)
用途 :THK(株)専用倉庫
設備 :鉄骨平屋建て、低床バース、高床バース(ドックレベラー8 基)、太陽光発電設備(ZEB認証申請中)