NIPPON EXPRESSホールディングス(株)⇒MDロジスティクスがインディアナ州最大の物流拠点を全面cGMP準拠化/総面積3万7,000㎡の医薬品専用施設として稼働開始

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 NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は、グループのMD Logistics LLC(以下、MDロジスティクス)が米国インディアナ州プレインフィールドの同社最大の物流拠点で進めていた南側エリア改修工事が完了したと発表した。今後、総面積約3万7,000㎡全館がcGMP(米国における医薬品・バイオ製品の製造および品質管理に関する規制基準)に準拠した医薬品専用施設として稼働を開始する。
 インディアナ州は米国中西部における重要な物流拠点エリアであり、製薬会社やライフサイエンス関連企業が集積している。近年は、温度管理が可能でcGMPに準拠した物流施設の需要が急速に拡大しており、これに対応するため、MDロジスティクスは段階的な施設改修を進めてきたという。2024年9月には、同拠点の北側エリア(約1万8,500㎡)を、定温エリア(15~25℃)と冷蔵エリア(2~8℃)の2温度帯を備えたcGMP準拠の医薬品専用施設に改修。今回新たに南側エリア(約1万8,500㎡)の改修が完了したことで、全館が医薬品専用倉庫として稼働可能とったものだ。
 南側エリアの改修では、定温エリア(15~25℃)を整備し、医薬品や健康関連製品などの品質を確保するための最適な保管環境を実現している。これによりMDロジスティクスは既存顧客のほか、新規顧客からの需要にも柔軟に対応できる体制を確立。拡大するライフサイエンス・医薬品業界のニーズに応える。

※MDロジスティクスの米国物流拠点の施設概要
所在地:700 Perry Rd. Plainfield, IN 46168
全館面積:3万7,000㎡
対応温度帯:2~8℃/15~25℃(2温度帯)
主要設備:定温倉庫、冷蔵倉庫、温度監視システム、監視カメラ、アクセス制御、発電機

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