
(株)イトーキは「関西物流センター」を大阪府茨木市の物流施設「GLP ALFALINK 茨木3」に移転し、9月1日に稼働させた。同センターは関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)への製品供給の拠点。西日本全域への製品供給を担う「滋賀ロジスティクスセンター」(滋賀県近江八幡市)とともに西日本の製品供給網を再編し、配送効率向上と施設内ワーカーの労働環境改善を図る。
移転前の関西物流センターは約50年間の稼働で老朽化し、耐震性能に課題があった。また5階建てで上下搬送が必要な構造だったため、作業効率も低かった。今回の移転はこれら課題に対応するために決定したもの。移転後の新センターは約2,000坪のワンフロア構造のため搬送時間短縮が図れる。保管能力も増強されており、取り扱い量の増加や大型製品の保管にも対応
新センターの立地は、名神高速道路や新名神高速道路のインターチェンジに近く、関西圏のみならず、西日本エリアへの広域配送に適する。滋賀ロジスティクスセンターとの連携で首都圏と同じく関西圏の中継・集約機能が整い、在庫・輸送拠点配置の最適化が図られることにより配送時間短縮と製品の安定供給の実現が見込まれている。
新センターでは施設内ワーカー向けの休憩スペースやカフェテリアも設置するなど、労働環境改善にも配慮している。
※「イトーキ関西物流センター」の施設概要
所在地:大阪府茨木市南目垣3-2-1号 GLP ALFALINK 茨木3 6F
稼働開始:2025年9月1日
倉庫敷積:約2,000坪
事務所面積:約80坪
構造:地上6階建て(倉庫エリアはワンフロア運用、耐火構造、免震構造)
配送エリア:関西2府4県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)