
日本通運(株)は、愛知県豊川市に新たな物流拠点「NX豊川ロジスティクスセンター」を新設した。
愛知県豊川市を含む東三河エリアは、自動車産業をはじめとする多様な産業が集積し、中部国際空港や名古屋港へのアクセスにも優れた地理的条件を有する。ただ市街化調整区域が多く、大規模マルチテナント型物流拠点が不足しているため、保管スペースの確保が大きな課題だった。同社はこうした状況を踏まえ、地域の物流ニーズに対応するため、今回の物流拠点新設を決めた。
新物流拠点は、延床面積1万2,976㎡、鉄骨造4階建て(倉庫3層)。東名高速道路「豊川IC」に近く、交通アクセスに優れた場所に立地している。空調設備やバンニング機能を備え、多様化する顧客ニーズに柔軟に対応することができる。
2026年中には倉庫屋上に太陽光パネルを設置予定。発電した電気を倉庫内で活用することで、環境負荷の軽減とBCP対策にも積極的に取り組み、持続可能な物流サービスの提供とともに、災害時にも安定した事業運営を実現する。
なお、同施設は効率的で環境負荷の小さい物流を実現する施設として、7月9日付で国土交通省中部運輸局より「物流総合効率化法」に基づく認定を取得しており、税制特例を活用したコスト削減も図る。
※「NX豊川ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:愛知県豊川市本野ヶ原2-88、89
延床面積:1万2,976.96㎡
構造:鉄骨造・4階建て(倉庫3層)
営業開始日:2025年8月1日