
四国アルフレッサ(株)は、香川県観音寺市に新たな物流拠点「四国物流センター」を開設する。四国4県への医薬品供給体制を強化するのが目的。稼働開始は2025年10月14日となる予定だ。
新センターは鉄骨造2階建てで、延床面積は約1万3,155㎡。最大2万2,000品目の医薬品が保管可能で、総額約70億円の設備投資を行う。GDPガイドラインに準拠した温度・衛生・セキュリティ管理を徹底し、液体窒素や超低温フリーザーを備えた再生医療等製品庫も設置する。また、対面検品を不要とするパッケージ納品方式や、再生医療等製品庫による再生医療等製品の流通および特殊医薬品管理の流通プラットフォーム「NOVUMN」にも対応。免震構造や大型非常用電源、緊急着陸用ヘリポートなどBCP対応設備も整備し、災害時にも安定した医薬品供給を可能にする。
環境面では、太陽光パネルやLED照明、高効率空調システムを採用し、持続可能な物流インフラの構築を目指す。四国アルフレッサは新センターを中核拠点と位置づけ、地域医療への貢献とともに、医薬品流通の高度化を推進する。
※「四国物流センター」の施設概要
所在地:香川県観音寺市大野原町大野原4507
敷地面積:24,870.59㎡(約7,523坪)
建築面積:7,520.89㎡(約2,275坪)
延床面積:1万3,155.43㎡(約3,980坪)
構造:鉄骨造2階建て
保管品目:最大2万2,000品目
設備投資額:総額70億円(土地、建物、設備、備品等)