山九(株)⇒インド南部スリシティに大型物流センター「スリシティ物流センター」を開設/世界的なシェアをもつ日系大手メーカーの専用センター、成長著しいインド国内市場への対応に加えてアフリカ・中東市場への輸出拠点としての可能性も見据える

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 山九(株)は、インド南部スリシティで大型物流センター「スリシティ物流センター」を開設したと発表した。同施設は2024年10月1日、世界的なシェアをもつ日系大手メーカーの専用センターとして開設されたもので、成長著しいインド国内市場において同メーカーの生産・販売活動を支える物流拠点、ならびにアフリカ・中東市場への輸出拠点として位置付けられている。
 同施設は、インド南部のANDHRA PRADESH 州に位置し、チェンナイ港まで約 80kmと好立地なスリシティ工業団地に近接している。規模は敷地面積3万3,418㎡、倉庫面積 2万8,538㎡で、構造・設計は鉄骨平屋建て・高床式。同メーカーが先行実施している工場内での構内作業に合わせ、山九が同施設におけるシステム導入と作業を担うことで、日本と同品質のサービス提供が可能になったとしている。
 同施設は2024年 9月に完成し、同年10月から順次立ち上げ作業を開始。現在は100名を超える倉庫スタッフが業務を推進している。
 同施設の開設は、同メーカーのインド事業拡大をサポートするための山九の取組の一つ。山九は今後、第3国への輸出拠点としての同施設の可能性も見据え、同メーカーの安定的なサプライチェーンの構築に貢献する意向だ。

※「スリシティ物流センター」の施設概要
所在地:インド国 アーンドラ・プラデーシュ州 ティルパティ
開設日:2024年10年1日
敷地面積:3万3,418㎡
倉庫面積:2万8,538㎡ (賃借面積)
立地:チェンナイ港まで約80km、スリシティ工業団地に近接
設備:ドックレベラー9基

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