
山九(株)が横浜市中区で建設を進めていた「横浜支店 横浜ロジスティクスセンター」が竣工した。同施設は、都心部や羽田空港から至近の本牧ふ頭に位置する横浜港内で最大規模の物流施設で、日鉄エンジニアリング(株)が設計・施工を担当した。
同施設にはトラックバースに大型の庇が採用されており、雨天時でも支障のなく荷捌きが行える。荷物用エレベーターが1基、垂直搬送機が4基を設置されており、上下階の荷物搬送についても十分な能力を確保。岸壁と敷地の間に門扉を設置し、岸壁に隣接する立地特性を活かした、安全で効率的かつ低コストでの大型貨物船からの貨物搬入が可能だ。
建屋には地震エネルギー吸収能力の高い耐震部材「アンボンドブレース®」を採用しており、優れた耐震性能を有する物流施設となっている。環境面では全館LED照明や人感センサー、高効率空調機、日射遮蔽型の窓ガラスなどを採用し、一次エネルギー消費を実質ゼロとする最高ランクのZEB認証も取得している。
※「横浜支店 横浜ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市中区本牧ふ頭
構造:鉄骨造地上4階建て
延床面積:2万921.00㎡
鉄骨重量:約1,900t
竣工:2025年1月31日