
横浜冷凍(株)は静岡県焼津地区に「大井川第二物流センター(仮称)」を新設する。
同施設の建設予定地は同社「大井川物流センター」に隣接している。東名高速道路「大井川焼津藤枝SIC」や国道150号などの主要交通網に恵まれ工業地帯や市街地に近接しており、海・陸をつなぐ重要な物流拠点と位置付けられている。東京や名古屋などの大消費地への魚の輸送に便利な東京・大阪間では、その中間点に位置する東海エリアに立地する物流拠点へのニーズが高まっており、静岡県焼津地区もその一
同社は同社唯一のマグロ専用冷蔵倉庫として1988年に「大井川物流センター」を操業。同地区における保管倉庫需要のひっ迫を受け、今回その隣接地に新拠点を建設する運びとなった。
新拠点は省力・省人化に特化した同社国内2番目の全自動倉庫。セミ超低温(-45℃)対応の全自動ラック倉庫が導入されている。パレタイジングロボットを4機導入しバラ積み入庫貨物の仕分けおよびパレット積みを完全自動化。パレット積みされた貨物の自動ラック倉庫への搬送も自動化する。太陽光発電システムや自立式パワーコンディショナー、リチウムイオン蓄電池などの導入で省エネ化も推進するほか、BCP対策も講じるとしている。
※「大井川第二物流センター」の施設概要
所在地:静岡県焼津市飯淵1265-1
構造・規模:鉄骨コンクリート造1階建て/ 自動ラック倉庫
敷地面積:3,566.45㎡(1,078.85坪)
延床面積:3,007.13㎡(909.65坪)
建築面積:2,420.68㎡(732.25坪)
収容能力:5,954.21t(全自動ラック倉庫「SF2級 -45℃」)
主な設備:全自動ラック倉庫、パレタイジングロボット 4機導入、低GWP冷却設備、屋上太陽光発電システム (242㎾)、自立式パワーコンディショナーシステム、リチウムイオン蓄電池 (106㎾h)、ジェネレーター連結システム (BCP対策) 等
工期:2024年12月~2026年10月末予定
竣工:2026年11月予定