(株)関通は、埼玉県所沢市で建設を進めていた新物流センター「所沢物流センター」が竣工したと発表した。新物流センターは、地上4階建ての片面バース構造のBTS型物流施設。約8,000坪規模の新物流センターが誕生することで、同社が関東エリアで保有する倉庫は5拠点となり、総面積は約2万7,000坪に拡大する。
新物流センターは、関東エリアでは希少価値の高い物流拠点。都心から30km圏内に位置し、関越自動車道「所沢IC」から2.3kmと外環道へのアクセスに優れ、1時間以内の配送可能人口は高速道路利用の場合約900万人で、首都圏への配送を含む広域配送拠点として優れた立地にある。主要な高速道路からのアクセスも非常に良好で、この立地によりトラックの移動時間が短縮され、迅速かつ効率的な配送が可能になる。また、高速道路に近いため、輸送コストの削減やドライバーの負担軽減にも寄与するとしている。
新物流センターの5km圏内には倉庫を集約させた。倉庫間で常に連携がとれる距離に物流センターを配置することで、スムーズな物流連携体制を整えた。これにより1拠点のキャパシティが限界に達した場合もエリア戦略でカバーするなど、顧客の成長や出荷増大にも柔軟に対応することができる。
なお、施設内には厨房付きのカフェテリアやシャワー室を、庫内には大型シーリングファンを設置するなど、就労環境の快適性向上にも配慮している。
※「所沢物流センター」の施設概要
所在地:埼玉県所沢市大字南永井514
敷地面積:約1万5,100㎡
延床面積:約2万7,900㎡
建物構造・階数:地上4階建て、耐震RCS造
トラックバース:最大40台接車可能