EC・通販事業の総合サポートを展開する(株)スクロール360は、大阪府大阪市内に全国5カ所目となる食品EC物流対応冷凍冷蔵倉庫「大阪コールドセンター」を開設した。
同社は、北海道の「石狩センター」や静岡県の「東海コールドセンター」、関東エリア(東京都・千葉県)の「東京コールドセンター」「千葉コールドセンター」の4カ所で食品 EC 物流を支援している。今回、大阪市に新たに大阪コールドセンターを開設し、関西エリアに食品EC物流拠点を拡大したことで、食品EC物流の支援体制をさらに強化した格好。これにより、同社が掲げる「CRM 物流」を維持しつつ、全国の食品 EC 事業者の多様な販売形態に対応する形でのサポートが可能となることから、顧客事業者の売上拡大に一層貢献できるものと同社ではみている。
〇同施設の特長
基本的な工程(冷凍冷蔵での保管・ピッキング・梱包・出荷)に加え、ギフト対応などの商品の付加価値向上につながる工程や、出荷期限管理など食品の取り扱いで重要な工程など、煩雑な庫内オペレーションの受託が可能。温度帯変更や個配対応など、 EC 通販特有の要望にも対応できる。
(1)EC通販に特化した庫内オペレーション(以下5点は一例)
①ギフト対応
アソート加工・ラッピング・のし掛け(名入れ)・メッセージカードに対応。オリジナル資材の提案も可能。
②波動対応
中元や歳暮・母の日や父の日・年末年始・バレンタインなど、季節要因による物流波動も対応可能。
③販促物同梱
特定商品へのチラシ同梱や購入回数に応じた同梱内容変更など、購入情報に応じた同梱物制御も可能。
④流通加工
ラベル貼り・アセンブリ(組み立て)など、複雑な加工業務も可能。
⑤出荷期限管理
商品ごとに、入庫日起点・賞味期限起点での出荷期限管理が可能。
(2)さまざまな食品商材に対応
冷凍宅配弁当・レトルト食品・スイーツ・惣菜など、さまざまな食品商材の対応実績がある。
(3)温度帯の変更にも対応
温度帯による荷姿変更が可能。冷凍保管している商品を解凍し、チルド品に変更して配送することができる。食品の種類や用途(宅配食スキーム等)に応じた緩慢解凍の要望にも対応可能。
(4)柔軟な配送ルートとキャパシティ
個人宅向けの配送(BtoC)のほか、店舗配送(BtoB)にも対応できる配送ルートを所持。月間9 万件の出荷実績があり、大規模出荷の対応も可能。
※「大阪コールドセンター」の施設概要
所在地:大阪府大阪市
坪数:約 630 坪
温度帯:冷凍、冷蔵