ヤマキ(株)は、物流の最適化をめざすため、群馬県みなかみ町の群馬事業所に建設を進めていた製品自動倉庫が竣工したと発表した。同社は今回の製品自動倉庫竣工に伴い、東日本エリアへの主要な生産拠点である群馬事業所の物流最適化を図ることで一層の構造強化と生産性向上を実現するとしている。
群馬事業所は、2010年に群馬県みなかみ町に建設された生産拠点。同年より液体製品の製造を開始し、2015年には固体製品(削り節・だしの素)の生産工場を増設している。今回、同事業所内に製品自動倉庫を新設したことにより、生産から保管、出荷に至る全てのプロセスを自社内で一貫して管理・運用できる体制も整った格好だ。これによりCO2排出量などの環境負荷低減も図ることができることから、「ヤマキCSV(共有価値創造)」のテーマのひとつである「地球の健康」への貢献を一層強化する。また、製品の自動入出庫機能の実装や保管状況の一元管理の実現など、作業効率向上と人手不足の課題解消に向けた取り組みも推進することで、これもヤマキCSVのテーマのひとつである「体の健康」にも貢献する意向だ。
同社は今後も製品供給体制の強化を視野に入れ、群馬県内の雇用創出へのさらなる貢献を図るとともに、顧客への安心・安全な製品の提供を継続し、長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」の達成をめざす。
※群馬事業所 製品自動倉庫の施設概要
所在地:群馬県利根郡みなかみ町月夜野4000番地
構造:鉄骨造1階建て(地上 約22.6m)
特徴:①S造(鉄骨構造)で強度と耐久性に優れ、地震の影響を受けにくい、②10段ラック自動入出庫仕様、③総
枚数3,096パレット収納、④倉庫内温度監視機能および自動吸排気装置を完備
建築面積:約1,300㎡
着工:2024年2月
竣工:2024年11月20日