プロロジスは、大阪府豊中市で開発するBTS型物流施設「プロロジスパーク豊中」の起工式を執り行った。同施設はヤマト運輸(株)の専用施設として開発を進め、2026年3月に竣工する予定だ。同施設の開発地にはヤマト運輸の事業所が立地していたが、老朽化に伴い、機能更新が必要となっていた。プロロジスは、ヤマト運輸のニーズに応じて再開発を行い、BTS型物流施設としてヤマト運輸にリースバックする。ヤマト運輸は同施設を、豊中市の集配を担当するラストマイル拠点として利用する計画だという。
〇同施設の開発地
同施設の開発地は、「伊丹空港」からわずか約1kmの地点に位置し、阪神高速道路「豊中IC」から約7分、「大阪空港IC」からも6分の地点に位置している。豊中市内全域に約20分で到達できるほか、大阪・兵庫の主要地域へのアクセス利便性にも優れた希少な立地で、周辺地域には住宅地が広がっているため、雇用確保にも有利。
〇同施設の計画概要
同施設は、約4,500㎡の敷地に、地上4階建て、延床面積約1万1,800㎡のBTS型物流施設として開発する。同施設は、豊中市へのラストマイル配送拠点としての機能に特化し、多数の車両の出入りに適した計画とする。全フロアにスプリンクラーを設置し、法令に基づく安全基準をクリアするとともに、配送車の全面乗入を可能とするほか、スロープを設けて上階へのアクセスも可能とする方針だ。
※「プロロジスパーク豊中」の計画概要
開発地:大阪府豊中市走井2-78-13(地番)
敷地面積:約4,500㎡(約1,300坪)
計画延床面積:約1万1,800㎡(約3,500坪)
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2024年11月
竣工予定:2026年3月