(株)ハピネット、(株)ハピネット・ロジスティクスサービス⇒千葉県市川市の「ハピネット市川ロジスティクスセンター」を23年ぶりにリニューアル/自動保管設備とロボット技術を導入、人手不足対応で省人化・自動化を推進

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 (株)ハピネット子会社の(株)ハピネット・ロジスティクスサービスは、人手不足に対応するため、23 年ぶりに「ハピネット市川ロジスティクスセンター」のリニューアルを実施し、 9 月 2 日に稼働させた。
 近年は物流業界の人手不足も深刻で、特に物流倉庫が集中するエリアでは、安定した労働力の確保が困難な状況にある。同社物流倉庫も例外ではなく、この問題に対応するため、荷役作業の省人化・自動化を推進している。こうしたなか、2001年10月からハピネットの物流機能の中心として稼働してきた同施設が機械・設備の老朽化で本来の能力が発揮できない状態となっていたことから、さらなる自動化・省人化・効率化を実現することが必須と判断。ハピネット・ロジスティクスサービスがこれまで培ってきたエンタテインメント物流の経験を活かし、今回、新しい物流設備の導入と機械の入れ替えを実施したものだ。
 ハピネット・ロジスティクスサービスでは、取り扱い商材の多様化や顧客ニーズに高品質かつ迅速に対応するため、これまでにも高速自動ピースソーターや協働型ピッキングアシストロボット、ロボット仕分けソーター、自動梱包機などの先進的なソリューションを導入しており、処理能力の向上を推進している。

〇リニューアルでの 3 つの主な変更点
①ケース立体自動倉庫「ファインストッカー」((株)ダイフク)の導入
スタッカークレーンが商品の入ったコンテナや段ボール箱などを棚に自動で運び、保管する自動倉庫。作業者の元に商品が搬送される、GTPの考え方を実現した仕組み。高さ 5.5m の空間を有効活用でき、労力と人員を削減するだけでなく、在庫管理精度の向上などにも繋がる。今回導入した自動倉庫は、最大 2万2,000 個のケースまたは折りたたみコンテナ(オリコン)を収納することができ、様々なサイズのケースやオリコンの格納に対応する。
②ピースソーター((株)椿本チエイン)の入れ替え
リニューアル前から使用しているピースソーター(リニソート)を入れ替えまた。同時に 178 店舗分の仕分け作業を行うことで、1 時間あたり 1万3,000個の商品を仕分けることが可能。商品の JAN コードを自動で読み取る機能が追加され、作業の効率化・簡略化を実現している。
③「T-Carry system」と「シャッターアソートシステム」(ともに(株)椿本チエイン)の併用
仕分け作業の効率化を図るため、商品を複数の小型 AGVで搬送する自動出荷システム「T-Carry system」と、「シャッターアソートシステム」を導入。小型 AGV が作業者の元に商品を運び、作業者は出荷に必要な数量を「シャッターアソートシステム」に入れるため、繊細な商品の仕分け作業ができるようになった。同時に 180 店舗分の仕分け作業を行うことが可能で、40 台以上の AGV が 9,000 個の商品をステーション(=シャッターアソートステム)に運搬する仕組みとなっている。

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