Amazonは7月23日、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送まで利用できるサービス「Amazonファーマシー」の提供を開始した。同サービスは、Amazonショッピングアプリ上のアカウントから同サービスに登録されている薬局で薬剤師によるオンライン服薬指導を受けた後、処方薬を自宅など指定の住所に配送、または当該薬局店舗で受け取ることができるもの。(株)アインホールディングス、ウエルシアホールディングス(株)、クオールホールディングス(株)、(株)新生堂薬局、中部薬品(株)、(株)トモズ、(株)ファーマみらい、薬樹(株)、(株)ユニスマイル の約2,500の店舗（7月23日時点）で、同サービスを利用することができる。
ユーザーは、電子処方せんに対応している医療機関で診療を受けることで同サービスの利用が可能。同サービスは、(株)メドレーが提供する患者向け総合医療アプリ「CLINICS（クリニクス）」とも連携しており、クラウド診療システム「CLINICS」を導入している医療機関でオンライン診療を受けることで同サービスを利用することもできる。
同サービスは、慢性疾患などで定期的に処方薬を調達する必要があるユーザーや、移動や待ち時間の手間を減らしたいユーザーなどにとって利便性が高い。薬剤師による薬の説明を、プライバシーを気にせずオンラインで受けることができる点もメリットだ。
