■野村不動産(株) ⇒フィリピン・大手デベロッパーと設立した合弁会社が物流施設を展開/ファーストリテイリング社の「東南アジア最大の物流施設」として開発

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 野村不動産(株)は、フィリピンの大手デベロッパー、Federal Land, Inc.と設立した合弁会社 Federal Land NRE Global Inc. (FNG)が、フィリピン カビテ州で推進している郊外型大規模タウンシップ開発「カビテプロジェクト」で物流施設を展開すると発表した。
 同施設は、フィリピン現地でユニクロ事業を展開する Fast Retailing Philippines, Inc.と施設開発における協定を締結し、2024 年 6 月に着工したもの。全体敷地面積は約 600haで、ユニクロ事業における東南アジア最大の物流施設になるとしている。
 同施設を建設するフィリピン カビテ州は、フィリピンの中心機能が集積するメトロマニラに隣接し、フィリピン最大の人口 (約 430 万人) を有する。メトロマニラと接続する既存高速道路に加え、新たに 2025 年に延伸高速道路が開通する予定で、さらなる交通利便性の向上が期待されている。
 FNG は、カビテ州イムス市およびジェネラル・トリアス市で推進される全体敷地面積約 600ha の「カビテプロジェクト」 に 2022 年より参画。合計約 230ha の土地を取得し、30 年超にわたる大型タウンシップ開発を推進している。 FNG 参画街区は「ノースリバーパーク」「サウスリバーパーク」「ダウンタウン」の 3 エリアで構成されており、同施設は「ノース リバーパーク」に敷地面積 6 万 ㎡超の規模で開発する。

〇同施設の特徴
・ワーカーの労働環境改善への取組

倉庫内の空調設備の導入、カフェテリアや休憩室、緑地帯の配置等、快適な労働環境を提供し、ワーカーの健康・ 安心安全を確保するための設計・取組みを複数導入し、働き方の支援を行う。
・環境負荷低減の取組
同施設では屋根を活用し、太陽光発電による自家消費を行う予定です。また、全熱交換器の導入により、空調 効率を高め、環境負荷低減に取り組む。
・BCP/生産性向上への取組
施設内では、指紋認証設備の導入により、入退場管理作業効率の改善を行うと同時に、有事の際等の停電時には、 物流機能を継続するため、非常用発電機で 24 時間分の電力確保する等、BCPにも対応する。

※「 FNG の物流倉庫」の施設概要
所在地:Brgys. Pasong Camachile and Navarro, General Trias, Cavite
敷地面積:約 6万㎡
延床面積:約 4万2,000 ㎡
着工:2024 年 6 月 /
竣工:2026 年以降(予定)

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