コアスタッフ(株)⇒長野県佐久市に建設中の新物流センター「Zero Hub」が8月稼働へ/省エネ・創エネ技術で一次消費エネルギーを100%削減、「ZEB」認証にも適合

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 半導体・電子部品の通販サイトを運営するコアスタッフ(株)は、長野県佐久市に建設中の新物流センター「Zero Hub(ゼロ ハブ)」が6月に竣工し、8月に稼働開始すると発表した。
 同社は「日本発のグローバルカタログディスティ」を目指しており、新物流センターをグローバル展開における基幹倉庫として、今後、製品在庫の拡充を予定している。延床面積は、同社が現在保有する長野物流センターの約5倍(延床面積1万5,020㎡、地上4階建て)となる計画で、在庫収容能力は約10倍となる見込みで、自動倉庫やAGVなどの最新技術も導入する。 
 同社は、物流・運送業界をとりまく2024年問題への対応策として、新物流センターを活用した購買・物流受託事業の強化も併せて実施する予定。購買・物流業務を同社が一括で受託し、購買窓口の集約、および効率的な配送を実現することで、荷量を大幅に削減させ、2024年問題の解決に貢献する考えだ。
 新物流センターは、環境省が推奨する環境対策建物の最高ランクである「ZEB」に適合している。全熱交換器や照明制御などの搭載による省エネに加え、太陽光発電システムの搭載による創エネを取り入れており、省エネ・創エネ技術で一次消費エネルギーを100%削減する新世代の環境配慮型物流センターとして稼働させる。 また、日本全国に点在している半導体・電子部品の在庫を新物流センターに集約させ、大規模なカーボンオフセットが実現する意向だ。
 同社は、余剰在庫の解決のため、セットメーカーや代理店で余剰になった在庫を同社が一括で買い取るか、委託販売を行う「余剰在庫削減サービス」の拡張も予定しているという。

※「Zero Hub」の施設概要
所在地:長野県佐久市猿久保525
敷地面積:1万6,761.37㎡
延床面積:1万5,020.00 ㎡
規模・構造:鉄骨、耐火構造、地上4階建て
設備:自動倉庫、AGV、解析センター、託児所、駐車場148台
竣工予定:2024年6月
稼働予定:2024年8月22日(稼働準備で8月10日~21日は入出荷停止)

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