セイノーホールディングス(株)⇒「Green物流」実現に向けた大規模設備投資を計画/支店倉庫の新設や、トラックターミナルと物流倉庫を併せ持つ「ロジ・トランス」機能を備えた施設への支店の建て替えなど

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 セイノーホールディングス(株)は、事業基盤である特積み輸送の効率化と、最適な物流を提案するロジスティクスを推進していくため、大規模な設備投資を計画していると発表した。
 2025年度~2026年度には、グループ中核会社の西濃運輸(株)が金沢支店金沢倉庫の新設に加え、横浜支店と市川支店をトラックターミナルと物流倉庫を併せ持つ「ロジ・トランス」機能を備えた施設に建て替える計画。収益拡大を目指すと同時に、サプライチェーン全体での環境配慮を促すため、顧客やパートナー各社との連携を強化し、チーム一丸で「Green物流」の共創に取り組むとしている。
 新設する金沢支店金沢倉庫は、金沢支店から北西約2.5km、北陸自動車道白山ICより約2.2kmに位置し、北陸エリア、石川県の中心にあるため、交通アクセスに優れる。新しい物流拠点の開設により、顧客に提供できるサービスの幅が広がり、物流サポートや調達物流などの受注も見込めるとしている。
旧横浜支店(現在は近隣に一時移転中)は、第三京浜「港北IC」から約0.4kmに位置し、1970年の竣工以来、横浜市及び川崎市の一部の商業地域・住宅地域をカバー。周辺環境は一大居住地域で、商業地域として開発されており、物量の増加が著しい。同敷地で保管倉庫を備えた施設に建て替えられ、新横浜支店となることにより、同支店における事業が拡大するものと期待されている。同支店は4階建てで、1階に両面のターミナル用バース(139.54m×2面・計77台接車)と、2階にターミナル用バース(58.65m・13台接車)と倉庫用のバース(69.00m・18台接車)を設置する計画。
 旧市川支店(現在は浦安市に一時移転中)は、首都高速湾岸線「千鳥町IC」より約1kmに位置し、1977年の竣工以来、市川市、浦安市、江戸川区、葛飾区をカバー。千葉県内と都内における経済・流通の中核地域をテリトリーとしてきた。5階建てとなる新市川支店は、1階に両面のターミナル用バース(144.50m×2面・71台接車)と2階に倉庫用バース(135.50m・33台接車)を設置する計画。敷地内には、既存倉庫も合わせ、合計5万5,885.86㎡(1万6,905.47坪)の倉庫を有することになるとしている。

※「西濃運輸 金沢支店金沢倉庫」の施設概要
所在地:石川県金沢市打木町東2023番
構造:S造 地上2階建て
敷地面積:1万4,701.31㎡
延床面積:1万8,949.38㎡
倉庫面積:1万6,980.60㎡
竣工予定:2025年5月

※「西濃運輸 横浜支店」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市都筑区川向町982
構造:RC+S造 地上4階建て
敷地面積:1万9,277.84㎡
延床面積:2万8,070.61㎡
倉庫面積:1万4,188.36㎡
竣工予定:2025年6月

※「西濃運輸 市川支店」の施設概要
所在地:千葉県市川市本行徳2554-17
構造:S造 地上5階建て
敷地面積:4万569.25㎡
延床面積:6万1,898.60㎡
倉庫面積:4万425.50㎡
竣工予定:2026年7月

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