<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>
■(株)ギオン<4月2日>
広島県福山市に新たな物流施設「山陽センター」を開設/西日本エリアの食品物流ネットワークをさらに強化・拡大/中四国地方の物流拠点として、高品質な食品物流サービスを提供
(株)ギオンは、広島県福山市に新たな物流施設「山陽センター」を開設し、4月2日付で本格的に業務を開始した。 同施設は大手スーパーマーケットの物流拠点として、主に食品の管理・配送を担う。同社が培ってきた知見と「自前主義」による高品質な物流サービスを最大限に生かることで中四国エリアにおける安定供給を実現するとともに、顧客の店舗拡大を強力にバックアップする。
食品小売業界では、物流コストの増大やドライバー不足に加え、消費者の鮮度に対するニーズがこれまで以上に高まっている。こうした市場環境の変化や、広域展開を加速させる大手スーパーマーケットの物流パートナーとしての役割を果たすため、今回新たに同施設を開設する運びとなった。
同社は、主軸の3PL事業で幅広い物流を受託し、特に近年は食品の扱いを拡大させることで成長してきた。特に食品物流では、より厳格な温度・品質管理などが求められるため、物流センターの運営から輸配送、ノウハウの蓄積、そしてそれを実行する人材の教育に至るまでをグループ内で徹底的に内製化している。また、この「自前主義」に基づく高品質サービスにより、食品卸・小売企業から高い評価を受け、取引を拡大させている。
※「山陽センター」の施設概要
所在地:広島県福山市南松永町4-11-14
稼働開始: 2026年4月2日
取扱品目: 食品(チルド(主に日配品)・ドライ(調味料やペット飲料、菓子類や乾物等)
施設特徴: 常温倉庫300坪、冷蔵倉庫250坪の倉庫で分煙設備の整った環境
■NIPPONEXPRESSホールディングス(株)<4月3日>
NX台湾が台湾南部のハイテク産業向け新物流拠点「高雄MEXT12倉庫」を開設/半導体関連の緊急出荷や保守部品の短納期需要に対応/高床式プラットフォームや24時間警備体制で品質管理を徹底
NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は、NXグループの NX台湾国際物流(=NX台湾)が台湾南部の高雄市に新たな物流拠点「高雄NEXT12倉庫」を開設したと発表した。半導体やAIoT(モノの人工知能)などのハイテク産業の集積が急速に進む同エリアにおいて、厳格な品質管理と高水準のセキュリティを備えた物流サービスを提供し、顧客のサプライチェーン強化を支援する。
高雄市は従来、重化学工業を中心に発展してきたが、近年はハイテク産業の拡大に伴い、関連部材や製造装置、各種設備などの物流需要が増加している。特に、短納期対応や緊急出荷、需要変動に柔軟に対応できる体制へのニーズが高まっており、新拠点の開設によりこれらの需要を迅速に取り込む。
同拠点は、高床式プラットフォームを備え、24時間365日の警備体制や監視カメラ、空調設備などを完備している。ハイテク関連貨物に不可欠な品質管理体制のもと、24時間体制での倉庫保管および輸送サービスを実施する。緊急対応を要する保守部品のオンコール対応など、短納期ニーズにも柔軟に応じる方針だ。さらに、検品や仕分けといった基本業務に加え、現場のエンジニアの作業工程に合わせた貨物の開梱、整理、再梱包などの付帯作業までを一貫して提供する。
高雄市は台湾有数の港湾機能を有し、域内外への輸送において重要な要衝となっている。同社は新拠点を活用して迅速かつ柔軟なサービスを提供するとともに、既存の台南拠点との連携を図る。これにより、台湾南部の物流ネットワークを一層強化し、顧客の事業拡大をサポートしていく。
NXグループは、今後も成長が見込まれる台湾市場において物流機能を強化し、グローバルなネットワークを活かしてサプライチェーンを支援する体制を整える。
※「高雄NEXT12倉庫」の施設概要
所在地:台湾高雄市前鎮區成功二路4號
面積:2,656.91㎡
主要設備:高床式プラットフォーム、24時間365日警備、監視カメラ、空調設備
業務内容:保管・配送・検品・仕分・包装
■大和ハウス工業(株)<4月3日>
静岡県袋井市でマルチテナント型物流施設「DPL静岡袋井」を着工/東名と新東名の両ICへの円滑アクセスで三大経済圏を結ぶ/太陽光発電や節水器具の採用により環境負荷低減と省エネ性能を両立
大和ハウス工業(株)は、静岡県袋井市でマルチテナント型物流施設「DPL静岡袋井」の建設に着手した。地上2階建て、敷地面積7,801.20㎡、延床面積8,002.15㎡の規模で、最大2社のテナント企業が入居可能な施設とする計画。同社は静岡県内で計15棟、総延床面積約44万3,000㎡の物流施設開発を手掛けており、今回の新施設の投入で輸送ネットワークのさらなる最適化を図る。
同施設は、東名高速道路「袋井IC」から1km圏内にあり、新東名高速道路「森掛川IC」からも10km圏内の位置にある。東京中心部の「東京IC」から約230km、大阪中心部の「吹田IC」から約260kmと、両エリアのほぼ中間に位置する地理的優位性を有する。関東、中部、関西の三大経済圏を結ぶ中継物流拠点としてだけでなく、近隣市街地への配送拠点としての活用も見込む。
建物構造では、天候や粉塵の影響を受けずに荷役作業ができるよう、屋内トラックバースにシャッターを設置した。また、施設内2カ所に垂直搬送機を設けることで、倉庫スペースを最大限に確保し、テナント企業の作業効率向上をサポートする設計とした。
環境面では、屋上に発電容量556.2kWの太陽光発電システムを設置する予定だ。BELS 5☆取得や、Nearly ZEB以上の基準達成を目指す。このほか、節水器具や全館LED照明、全熱交換器などを採用し、環境負荷の低減を推進する。
同社の物流施設事業「Dプロジェクト」は、全国で356カ所、総延床面積約1,457万㎡の開発実績を持つ。今後も、特定の企業向けとなるBTS型や、短期的なニーズにも対応できるマルチテナント型の物流施設を積極的に提案していく方針だ。
※「DPL静岡袋井」の施設概要
所在地:静岡県袋井市山科字池ノ谷2969-1 他18筆
敷地面積:7,801.20㎡(2,359.86坪)
延床面積:8,002.15㎡(2,420.65坪)
賃貸面積:7,944.73㎡(2,403.28坪)
入居テナント数:最大2テナント(1区画約4,295.68㎡~ご入居可能)
構造・規模:S造、耐震構造、地上2階建て、床荷重1.5t/㎡、梁下有効高さ5.5m
建物用途:マルチテナント型物流施設
着工日:2026年3月23日
竣工予定日:2027年1月31日
入居予定日:2027年2月1日
■中央土地建物(株)<4月3日>
神奈川県綾瀬市に高効率な物流ネットワーク拠点となる新施設「LOGIWITH綾瀬」が竣工/「綾瀬SIC」から約3kmの工業団地内で24時間稼働に対応/16台同時接車が可能なトラックバース設置で荷捌き動線を最適化
中央日本土地建物(株)は、神奈川県綾瀬市で建設を進めてきた物流施設「LOGIWITH綾瀬」が竣工したと発表した。同社は2022年5月に物流施設開発事業へ本格参入しており、新施設は神奈川県内では2023年6月竣工の「LOGIWITH厚木」に続く物件であり、「LOGIWITH」シリーズとしては3番目の物件展開となる。
「LOGIWITH綾瀬」は、東名高速道路「綾瀬SIC」から約3kmの距離にあり、東名高速や圏央道、国道16号を活用した首都圏および関東広域への高効率な配送が可能な立地に位置する。神奈川県綾瀬工業団地内という特性を活かし、24時間稼働にも対応できる環境を整えた。公共交通機関では相鉄本線「さがみ野駅」からバスを利用し、最寄りのバス停から徒歩3分と通勤の利便性も確保されている。
建物の規模は地上4階建て、延床面積は約1万4,800㎡。1フロアあたり約3,700㎡の整形なフロア構成とし、11.8mの柱スパンを確保することで自由度の高い庫内レイアウトを可能にした。1スパンあたり10tトラックが最大3台、全体で合計16台が同時接車できるトラックバースを完備。荷物用エレベーターを建物中央付近に配置することで、入荷後の上下搬送動線を最適化し、作業効率の向上を図っている。また、将来的なテナントの設備強化を見据え、電気設備の設置スペースや追加電源ケーブルの引込み余地をあらかじめ確保した。工業系立地特有の電力需要にも柔軟に対応できる仕様としている。
同社は5月に「LOGIWITH北上金ヶ崎」の竣工を予定しているほか、大阪府寝屋川市や東大阪市、兵庫県明石市においても用地を取得している。今後も全国で物流施設の開発を加速させていく方針だ。
※「LOGIWITH 綾瀬」の施設概要
着工:2025年2月
竣工:2026年4月
○ 敷地概要
所在地:神奈川県綾瀬市深谷上八丁目23-20(住居表示)
敷地面積:7,289.17㎡(約2,204.97坪)+隣地駐車場838.00㎡(253.49坪)
用途地域:工業専用地域
○ 建物概要
構造:鉄骨造
規模:地上4階建
延床面積:14,846.32㎡(約4,491.05坪)
駐車場:トラックバース16台、大型車両3台、一般車両38台(来客用2台/隣地駐車場36台)
駐輪場:バイク6台、自転車18台
■センコーグループホールディングス(株)<4月3日>
「センコーグループ仙台富谷物流センター」竣工で東北全域への冷凍冷蔵物流ネットワークを強化/仙台北部道路「富谷IC」近接の好立地で広域配送を効率化/自然冷媒冷凍機や太陽光発電設備を導入し環境負荷を低減
センコーグループホールディングス(株)は4月3日、宮城県富谷市の物流拠点「センコーグループ仙台富谷物流センター」の竣工式を実施した。新センターは同社が建設したもので、グループ傘下の(株)ランテックが運営を担う。既存拠点の拡張に伴い移転新築されたもので、急速に高まる冷凍冷蔵物流の需要に対応する。
新拠点の立地は仙台北部道路「富谷IC」から1.3km、東北自動車道「泉IC」から7kmの地点にあり、主要幹線道路へのアクセスが極めて良好だ。東北自動車道を活用した広域配送に適しており、仙台市内をはじめ東北全域をカバーする効率的な物流ネットワークの構築が可能となっている。
新拠点には計30台のトラックバースを完備し、そのすべてにドックシェルターを設置した。これにより荷捌き時に貨物が外気温に触れることを防ぎ、厳格な温度管理を維持する。保管能力は自動倉庫や移動ラック、仮置庫を含めて最大9,500棚を有しており、最新設備の導入により荷役効率を大幅に高めている。
環境対策では、省エネ型自然冷媒冷凍機や太陽光発電設備、大容量蓄電池を設置した。発電した電力を自家消費することで、CO2排出量の削減を推進する。また、BCP対策として非常用発電設備を導入。停電時においても商品の品質を維持し、止まらない物流を実現する体制を整えた。
※「センコーグループ仙台富谷物流センター 」の施設概要
所在地:宮城県富谷市高屋敷3-2
建物構造:S造2階建て
敷地面積:2万7,606㎡
延床面積:1万8,783,39 ㎡
設備: 冷凍冷蔵倉庫、トラックバース(30 台分)、荷物用エレベーター1 基、垂直搬送機2 基、省エネ型自然冷媒冷凍機、デシカント空調設備、太陽光発電設備(633kW)、大容量蓄電池(2,742kwh)、非常用発電設備(400kVA)、自家用給油設備、整備工場など
■鴻池運輸(株)<4月6日>
グループの九州産交運輸(株)が佐賀県鳥栖市に開設した定温輸送基幹拠点「鳥栖定温流通センター」が稼働/医薬品や半導体部品などを保管可能な定温・保冷倉庫を完備/既存拠点の倉庫機能を段階的に集約へ
鴻池運輸(株)は、グループの九州産交運輸(株)が佐賀県鳥栖市に新拠点「鳥栖定温流通センター」を開設し、稼働させたと発表した。医薬品や半導体部品などの精密な温度管理が求められる貨物に対応した定温・保冷倉庫のほか、危険物倉庫を完備している。新拠点の稼働に伴い、既存の3拠点を順次閉鎖し、倉庫機能を段階的に集約することで物流の効率化を推進する。
新拠点の立地は「鳥栖IC」から0.5kmと極めて近く、九州全域への効率的な配送を可能にする。特に半導体関連企業の進出が相次ぐ熊本都市圏へのアクセスも良好で、高度化する物流ニーズに迅速に対応する。
施設内には緊急用の非常用発電機や自家用の給油所を併設するなど、BCPに関わる設備を充実させた。災害などの停電時においても、医薬品等の商品品質を維持しつつ安定的な供給を継続できる体制を整えている。
同社は新拠点を軸に、九州エリアにおける高品質な物流サービスの提供を強化し、顧客のサプライチェーン最適化に貢献していく。
※「鳥栖定温流通センター」の施設概要
所在地:佐賀県鳥栖市姫方町567-1
延床面積:3万1,336㎡(事務所を除く)
規模:鉄骨造り4階建て倉庫
特徴:倉庫内バース36台、危険物倉庫(別棟 297㎡)、倉庫内バース入退場時の安全装置を設置、GDPガイドラインに準拠(適温・セキュリティ管理・防虫防鼠)、BCP対応(耐震構造、太陽光発電システムと非常用発電機を完備)
竣工日:2026年3月31日
稼働開始日:2026年4月6日
■大和ハウス工業(株)<4月7日>
東京・江東区で開発を進めてきた都内最大の都市型物流施設「DPL東京東雲」が竣工/ヤマトグループ最大級の拠点として輸配送とロジ機能を統合/木造の地域貢献施設を併設し環境や周辺住民との調和を図る
大和ハウス工業(株)は、東京・江東区で開発を進めてきた大型マルチテナント型物流施設「DPL東京東雲」が竣工したと発表した。地上6階建て、敷地面積4万1,451.55㎡、総延床面積15万468.16㎡を誇り、同社が都内で開発する物流施設としては最大規模となる。同施設にはヤマト運輸(株)が入居し、全国拠点への仕分け・輸配送機能とロジスティクス機能が一体となった、同グループ最大級の統合型ビジネスソリューション拠点として運用される。
同施設の立地は「東京駅」から5km圏内という都心近接地にあり、首都高速晴海線「豊洲IC」から約1.5kmと交通利便性に優れる。「大井コンテナ埠頭」や「羽田空港」にも車で約20分と近く、陸・海・空の物流インフラが充実した国際物流拠点としてのポテンシャルも備える。公共交通機関では、りんかい線「東雲駅」や東京メトロ「豊洲駅」が徒歩圏内であるほか、路線バスで「東京駅」へ約30分でアクセス可能なため、雇用の確保面でも優位性が高い。
周辺環境への配慮として、建物の圧迫感を軽減するグラデーション外壁パネルやカーテンウォールを採用した。車路やランプウェイには防音壁を設置し、走行音や夜間のライトによる影響を抑制している。環境面では、屋上に反射光を抑えた防眩仕様の太陽光発電システム(出力1,091.42kW)を設置。BELSの最高ランクである6☆取得やZEB Ready基準の達成を目指し、省エネ性能を最大限に高めた。
敷地南側には、同社の物流施設で初となる木造建築を取り入れた地域貢献施設「SHINONO-BA」を整備した。地域住民が利用できる集会所や公衆トイレ、公開緑地を備え、隣接する「江東区立東雲緑道公園」と一体的に利用できる設計とした。
施設内には、東京湾岸を望める開放的なラウンジや24時間営業の無人コンビニエンスストアを設けるほか、最大14名を受け入れ可能な保育施設を完備。普通乗用車86台分の駐車場にはEV充電ステーションも備え、従業員の多様な働き方をサポートする。同社は今後も、都市部の高度な物流需要に応えつつ、地域社会と調和した開発を推進していく。
※「DPL東京東雲」の施設概要
所在地:東京都江東区東雲1-7-30
敷地面積:4万1,451.55㎡(1万2,539.09坪)
総建築面積:2万8,636.61㎡(8,662.57坪)
総延床面積:15万468.16㎡(4万5,516.61坪)〔公衆トイレ以外の地域貢献施設含む〕
賃貸面積:11万9,606.90㎡(3万6,181.07坪)
構造・規模:PCaPC造一部S造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造)・免震構造・地上6階建て 、床荷重1.5t/㎡、梁下有効高さ5.5m
建物用途:マルチテナント型物流施設
主要設備:保育施設(1階)、ラウンジ(6階)、休憩室(各階)、蓄電池、非常用発電機、無人コンビニエンスストア(予定)ほか
着工日:2024年1月15日
竣工日:2026年4月6日
入居日:2026年4月7日
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
