■物流施設 投資関連情報2023版<5.25~5.31>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■三井物産都市開発㈱<5月25日>
千葉県柏市にて「(仮称)柏市風早1 丁目物流センター計画」を着工

 三井物産都市開発㈱は、千葉県柏市にて開発推進中の「(仮称)柏市風早1 丁目物流センター計画」の新築工事を着手した。
 同施設は、柏IC より 11.4km、首都圏の大動脈である国道16 号に近接しているため、周辺主要都市への地域配送、広域配送拠点として活用可能な物流適地に位置している。

※「(仮称)柏市風早1 丁目物流センター」の施設概要
所 在 地:千葉県柏市風早1丁目10-3 他
アクセス:常磐自動車道「柏IC」から約11 .4km 東武野田線「高柳駅」から約3.1km
敷地面積: 約6,040㎡
延床面積: 約13120㎡
構造・規模:RCS 造(柱鉄筋コンクリート造 梁鉄骨造) 4 階建
竣工: 2024年5月末予定
設計施工:㈱長谷工コーポレーショ

■日本通運㈱<5月26日>
日本通運、熊本県益城町と「熊本ロジスティクスセンター」建設に向けた⽴地協定を締結

 日本通運㈱は、2024年3月に稼働予定の「熊本ロジスティクスセンター」建設に向け、熊本県の⽴ち会いに益城町と⽴地協定を締結した。
 熊本県では、台湾TSMC社の半導体製造工場の建設が進められており、今後さらなる半導体関連企業の集積が予想され、物流需要も急速に増加することが見込まれている。これに対応するため、新たな倉庫「熊本ロジスティクスセンター」を益城町に建設し、2024年3月の稼働を予定している。同倉庫は、最新の物流システムと豊富な経験を持つ日本通運のノウハウを結集し、半導体関連産業などに高品質な物流サービスを提供する拠点として、熊本県及び益城町の強力な支援体制のもと、現地における雇用の創出など地域の発展に寄与することを目指している。

※「熊本ロジスティクスセンター」の施設概要
名称:日本通運㈱ 熊本ロジスティクスセンター
所在地:熊本県上益城郡益城町平田2561-1(熊本支店 熊本総合物流事業所内)
延床面積:8,755m2
構造:鉄骨造2階建て
主要設備構造:鉄骨造2階建て空調(前室-作業用空調25℃±5℃、保管室-20℃-25℃)、非常用発電機(24時間)、録画式監視カメラ(屋外10台、屋内30台)太陽光発電(倉庫屋根に設置)、避雷設備
稼働予定日:2024年3月

■三井住友ファイナンス&リース㈱、SMFLみらいパートナーズ㈱、住友商事㈱、大阪府高槻市<5月31日>
初の共同物流施設事業であるマルチ型物流施設「NEWNO・SOSiLA高槻」が竣工


 三井住友ファイナンス&リース㈱の戦略子会社、SMFLみらいパートナーズ㈱は、住友商事㈱と大阪府高槻市で開発を進めてきた初の共同物流施設事業であるマルチ型物流施設「NEWNO・SOSiLA高槻」が竣工した。
 同施設は、新名神・名神高速道路「高槻IC」から約4.8km、名神高速道路「茨木IC」から約6.8 kmと広域配送に適し、最寄駅からバス通勤も可能で従業員確保においても優れた立地に位置している。地上4階建て(倉庫3階)、延床面積約2万9千平方メートルのマルチ型物流施設である。高効率な設備機器や節水器具、リサイクル材を採用し、環境へ配慮した建物として、2023年4月にCASBEE(建築環境総合性能評価システム)のAランクを取得している。また三井倉庫㈱と1棟貸しで賃貸借契約を締結済みである。

※「NEWNO・SOSiLA高槻」の施設概要
所在地:大阪府高槻市南庄所町
アクセス:新名神・名神高速道路「高槻IC」(4.8㎞、車で約15分)、名神高速道路「茨木IC」(6.8㎞、車で約25分)
延床面積:約29,000㎡
構造/階数:鉄骨造/4階建
竣工:2023年5月31日

■澁澤倉庫㈱<5月31日>
定温/定湿機能を備えた横浜本牧埠頭に新倉庫建設


 横浜市本牧埠頭において定温/定湿機能を備えた新倉庫を建設することを決定した。
同社グループが、長期ビジョン「Shibusawa 2030 ビジョン」に掲げる、物流事業の競争力強化とサービス領域の拡大を推進するため、神奈川県横浜市本牧埠頭に新倉庫を建設を決めた。
 同倉庫は、横浜港の本牧ふ頭ターミナルの至近に位置し、定温/定湿機能を備えることで今後も需要増加が見込まれる輸入食品や輸入酒類等を含め、輸出入貨物の取扱いに適した拠点として、多様化すの物流ニーズに対応するとともに、自家消費型太陽光発電設備と大型蓄電池を設置し、環境配慮型施設として運営することを予定している。また、CASBEE 認証および ZEB 認証の取得を予定している。

※「本牧埠頭新倉庫」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市中区本牧ふ頭8番113
敷地面積:8,200.11 ㎡
延床面積:22,656.00 ㎡
構造:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 地上4階建
着工年月:2023年6月
竣工年月:2024年10月(予定)

■㈱シーアールイー<5月31日>
物流施設「ロジスクエア松戸」竣工


 ㈱シーアールイーは、千葉県松戸市の松飛台工業団地内において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア松戸」が竣工した。
 「ロジスクエア松戸」は、千葉県松戸市に所在する松飛台工業団地内に位置している。都心部から約
20km 圏内であり首都圏の大消費地への配送、東京外環自動車「松戸 IC」より約 7.7km、「市川北 IC」より約 7km と高速道路へのアクセスも良好だ。また、北総鉄道北総線「松飛台駅」より徒歩圏(約 900m)に位置し、工業団地周辺に住宅が密集していることから雇用確保の面においても優位性を備えた立地となっている。
 同施設は、地上4階建て、延床面積 15,641.68 ㎡(4,732 坪)の物流施設で、トラックバースは、計14 台の大型車が同時接車可能となっている。
 倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は 1 階が 2.0t/㎡、2~4階が 1.5t/㎡(各階 2.5t フォークリフト対応可)、有効高さは各階 5.5m 以上を確保している。テナント区画として、2分割での入居が可能な設計としており、最小で約 1,870 坪からの利用が可能となっている。昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重 4.1t、60m/min)を 2 基実装、トラックヤードからも直接荷物の出し入れが可能な仕様としており、トラックヤードに大庇を設けることで雨天時の入出庫オペレーションにも対応が可能です。また、垂直搬送機 2 基、ドックレベラーを 2 基実装し、将来的なオペレーションの対応としては、垂直搬送機 2 基増設を可能とする構造、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場等を設けている。さらに、構造計画では各階ともに構造ブレースの無い純ラーメン構造とすることで、入居テナントのマテハン機器導入における改造工事のニーズにも一定の対応ができる仕様とする等、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた当社の基本スペックを満足しうる仕様となっている。なお、当施設では倉庫業法の基準適合確認制度 の認定を受けることにより、テナント企業が営業倉庫登録を行う際の手続きが簡素化され、スムーズな施設運用が可能となっている。
 環境対策としては、全館 LED 照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、BELS 評価★★★★★、CASBEE-建築(新築)の A ランク評価認証を取得しており、環境や省エネルギーに配慮した施設であることが、第三者機関の認証により評価されております。 また、今後、㈱エンバイオ C・エナジーにより、本施設屋根全面において太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費するとともに、FITを活用して余剰売電する計画だ。また、発電した電力の一部を施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムを導入予定としている。

※「ロジスクエア松戸」の施設概要
施設名称:ロジスクエア松戸
所 在 地:千葉県松戸市松飛台
敷地面積:7,645.31 ㎡
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積:15,641.68 ㎡
着工:2022 年 5 月 1 日
竣工:2023 年 5 月 31 日
設計施工:鈴与建設株式会社

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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