■物流施設 投資関連情報2023版<3.2~3.8>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■大和ハウス工業㈱<3月2日>
マルチテナント型物流施設「DPL仙台利府Ⅱ」着工
仙台北部道路「利府しらかし台インターチェンジ」に近接

 大和ハウス工業㈱はマルチテナント型物流施設「DPL仙台利府Ⅱ」を着工した。
宮城県内にマルチテナント型物流施設「DPL仙台港」「DPL仙台泉」やBTS型物流施設など合計11棟、総延床面積約23万㎡の物流施設の開発を手掛けてきた。
 「DPL仙台利府Ⅱ」は2022年3月に竣工した「DPL仙台利府Ⅰ」の隣接地に位置する。本施設は、東北自動車道「富谷ジャンクション」と三陸自動車道「利府ジャンクション」を結ぶ、仙台北部道路「利府しらかし台インターチェンジ」に近接している。「仙台駅」から約17km、「仙台港」から約14km、「仙台空港」から約31kmと、仙台市街地への近距離配送だけでなく、国内外の広域輸送や物流拠点として立地する。また、近隣には住宅地が広がるなど、利便性の高い職住近接の就労環境が整っている。
 本施設は最大4テナントが入居可能なマルチテナント型物流施設で、2階へ直接アクセスが可能なスロープを設置し、効率的な物流オペレーションを可能にする。

本施設の特徴
1.交通アクセスに優れた好立地
 「DPL仙台利府Ⅱ」は、東北自動車道「富谷ジャンクション」と三陸自動車道「利府ジャンクション」を結ぶ、仙台北部道路「利府しらかし台インターチェンジ」から約1km(車で約1分)と至近のため、主要な幹線道路にスムーズにアクセス可能だ。また、「仙台駅」からも約17km(車で約32分)と、仙台市街地への近距離配送だけでなく、東北全域などへの配送においても高効率な物流を可能にする。
 「仙台港」から約14km(車で約19分)、「仙台空港」から約31km(車で約29分)と、陸路だけでなく海路・空路輸送においてもアクセスが容易で、国内外の広域輸送や配送拠点としても優れた場所に位置する。
 本施設は工業団地「利府しらかし台インターシティ」内に立地し、周辺にも工業団地があるため、工業団地内の企業からの需要も見込まれる。付近に新興住宅地も広がっており、利便性の高い職住近接の就労環境が整っている。

2.スロープにより各階へ直接接車が可能でテナント企業の幅広いニーズに対応可能
 「DPL仙台利府Ⅱ」は、地上2階建て、敷地面積:16,154.78㎡、延床面積:20,982.78㎡で、最大4社のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設となる。マルチテナント型物流施設は、テナント企業が建設費や維持管理費を抑えて物流事業を展開できることが特長で、BTS型物流施設と比べて事業開始までの期間を短くすることができ、多様化する物流ニーズに対応した、よりスピーディーな事業展開が可能となる。
 本施設は、2階に直接アクセスが可能なスロープを設置したり、トラックバース42台分を設け、荷捌きスペースを確保したりするなど、ワンフロアで効率的なオペレーションを可能とした物流施設となる。また、降雪時の対策として、スロープ部にロードヒーターを設置した。トラックバースを南向きに配置し、2階の車路部には屋根を設けるなど、地域特性に対応した。

※「DPL仙台利府Ⅱ」の施設概要
所在地:宮城県宮城郡利府町沢乙字白石沢32番72、73
交通:仙台北部道路「利府しらかし台インターチェンジ」まで約1km
敷地面積:16,154.78㎡)
延床面積:20,982.78㎡
賃貸面積:16,807.87㎡
入居テナント数:最大4テナント、1区画約2,850㎡~入居可能
構造・規模:鉄骨造・地上2階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:DPL開発2特定目的会社(大和ハウス工業㈱100%出資特定目的会社)
設計:㈱フクダ・アンド・パートナーズ
施工:㈱安藤・間
着工日:2023年3月1日
竣工予定日:2024年3月31日(予定)
入居予定日:2024年4月1日(予定)

■霞ヶ関キャピタル㈱<3月6日>
『LOGI FLAG Fresh 京都Ⅰ』に冷凍冷蔵食品の物流サービス企業の三友通商㈱が一棟テナントとして決定

 霞ヶ関キャピタル㈱がアセットマネジメント業務を受託している京都府京都市の物流施設開発プロジェクト『LOGI FLAG Fresh 京都Ⅰ』に冷凍冷蔵食品の物流サービス企業の三友通商㈱がテナントとして決定した。

本施設の特徴
 本施設は、京都市中心地から約8㎞に位置しており、名神高速道路「京都南IC」から約3.5km、交通利便性を有している。2㎞圏内での人口は約57,000人、世帯総数で約22,000世帯と人口集積地も至近であることから雇用の確保や配送面で高い優位性を持つ物流適地である。
 また、本施設は環境に配慮した自然冷媒による冷蔵設備を貸主側で設置した賃貸型冷蔵倉庫だ。建物階層を2層とすることで、倉庫内オペレーションの効率化を図っており、京都市内や近隣他府県 の消費地に向けての地域配送から中域配送に適した物流施設となっている。建物の一部において防熱処理を施しているため、+15度~−25度まで幅広い温度帯に対応できる仕様となっている。

※『LOGI FLAG Fresh 京都Ⅰ』の施設概要
所在地:京都府京都市伏見区久我御旅町9番8、他
交通:名神高速道路「京都南IC」約3.5km(「京都」駅から約8.4 km)
テナント名:三友通商株式会社(1棟借り)
延床面積:12,721.07㎡
敷地面積:10,873.24㎡
竣工予定:2024年3 月
賃貸借契約開始予定:2024年4 月
構造:鉄骨造地上2階建て
スペック:床荷重:1.5t/㎡、天高:5.5m、柱スパン:11.50m×10.25m、乗用車駐車場:19台、トラックバース:27台

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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