※注①：情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②：予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
■エクスプライス(株)＜8月17日＞
⇒家電通販サイト「XPRICE」等運営の事業拡大で同社最大の物流センター「船橋物流センター」をオープン、環境配慮型の設計・仕様で生産性向上と労働環境改善に向けた最先端設備も導入
通販サイト「XPRICE」等を運営するエクスプライス(株)は、事業拡大に伴い、2021年8月に三井不動産(株)の最先端物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ（以下、MFLP船橋Ⅲ）」に同社最大の物流センター「船橋物流センター（以下、新旗艦物流センター）」をオープンした。新旗艦物流センターは環境にも配慮した設計・仕様となっており、消費電力が約65％削減となるほか、CO2排出量も18%以上削減されるとしており、同社としてESG経営を一層推進していくとの姿勢を示している。新旗艦物流センターが加わったことで、同社物流センターの延床面積は合計約13,000坪に達した。
同社は、これまでも環境に配慮した梱包材への変更や、簡易梱包の採用などに積極的に取り組んできている。今回の新旗艦物流センター開設は、近い将来の目標売上高1,000億円達成に向けた物流キャパシティー拡大に加え、環境負荷をさらに低減することが目的。MFLP船橋Ⅲ内には佐川急便拠点が併設されているため、連携強化により配送便集約・削減を進めることで一層の物流効率化を図り、CO2排出量のさらなる削減を目指す。
MFLP船橋Ⅲは、脱炭素社会の実現に向けた環境配慮型の最先端物流施設で、環境に関する各機関の評価認証制度において国内最高評価を取得している。また、施設内の全階で人感センサー・調光機能付きLED照明を採用しており、同社従来物流センターに比べ、約65％の電力消費量削減が見込めるという。屋上には太陽光発電設備を設置しており、共用部使用電力の100％グリーン化を図ることでCO2排出量もさらに削減できるとしている。
同社は今後、MFLP船橋Ⅲ内の佐川急便拠点と連携を強化することで、輸送トラックによるCO2排出量を18%削減できる見込みだという。出荷締め切り時間の延長、積込み時間の短縮などにより、物流品質と物流効率の改善を両立するほか、顧客利便性の向上も実現する。
新旗艦物流センターでは、トラックの入場予約と受付をデジタル化する「MOVO Berth（ムーボ・バース）」を導入する。これによりバース稼働率を向上させ、車両待機を解消するとともに、トラック待機中のCO2排出量も削減する。また、入荷効率を改善し、物流センター運営の生産性向上とコスト削減を実現する。
MFLP船橋Ⅲは設備が充実しているため、同社の新旗艦物流センターのスタッフには快適性で安心・安全な職場環境が提供される。同社は新旗艦物流センターで200名超の従業員雇用が見込んでおり、地域経済の活性化や雇用創出に貢献するとしている。
なお、同社は新旗艦物流センター開設により、国連が掲げるSDGsの項目のうち、「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「8.働きがいも経済成長も」、「13.気候変動に具体的な対策を」の3項目の達成に貢献するとしている。
