(株)花王 SCM部門 デジタルイノベーションプロジェクト チーフデータサイエンティスト 田坂晃一氏

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生産・物流機能一体型のサプライチェーン拠点改革へ            
フレキシブルでサステナブルな生産・物流体制構築を目指す         
大量生産大量消費時代の転換期に豊橋工場から着手            

製造業で生産拠点と物流拠点を統合したサプライチェーン拠点への変革が進展している。
環境保護への貢献に加え、生活者・顧客に安定かつサステナブルな製品供給を可能にする新
時代の拠点を構築することで経済環境や市場の変化にフレキシブルに対応できる体制を整え
る狙いがあるからだ。こうした中、トイレタリー・化粧品大手の花王(株)は、豊橋工場を生
産・物流機能一体型サプライチェーン拠点に変革し、柔軟で効率的な生産体制とサステナブ
ルな新物流モデルの構築を目指すと発表した。これは同社がかねてから進めている生産・物
流体制改革の一環で、DX・デジタル化に加え、労働市場の変動にも耐え得る自動化設備の
導入も積極的に進める方針だ。
そこで今回は花王のこの取組に着目し、その推進に携わる同社SCM部門 デジタルイノベ
ーションプロジェクトチーフデータサイエンティストの田坂晃一氏に登場してもらい、今回
の豊橋工場での取組とともに、次代を展望する同社の生産・物流戦略などについて話を聞いた。
(編集部)

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