
西日本鉄道(株)(=西鉄)は、不動産デベロッパーATLAS Capital Partners〔米国〕と共同で設立した事業運営会社を通じ、米国アリゾナ州メサ市で物流施設の開発に着手した。海外不動産事業を重点戦略とする西鉄にとってアリゾナ州での物件開発は初めてで、ATLAS社との共同開発も今回が初となる。
メサ市は人口約51万人で、人口増加と企業進出が続くフェニックス都市圏(約519万人)に位置する。開発地は高速道路や空港へのアクセスに優れ、大手企業のデータセンターや物流施設が集積するエリアで、今後も物流需要の拡大が見込まれる。
同プロジェクトでは、約4万9,000㎡の敷地を2区画に分け、2棟の物流施設を開発する。両棟とも西鉄初のIOS型施設で、うち1棟はテナントの要望に応じて建設するBTS型となる。区画1は敷地面積約2万9,000㎡・延床面積約4,600㎡、区画2は敷地面積約2万㎡・延床面積約3,800㎡とし、区画1は2027年10月、区画2は同1月での竣工が予定されている。構造はPC造1階建てで、屋外保管スペースを広く確保するIOS型の特性を生かす方針だ。
総事業費は約2,500万ドル(約40億円)で、計画地はフェニックス中心部から東へ約50km、車で約40分の距離に位置する。
西鉄はこれまでベトナムやインドネシア、タイ、フィリピン、インドなどで住宅・収益不動産事業を展開し、米国では持続的な住宅需要を背景に収益用不動産開発を進めてきた。2019年にはイリノイ州で物流施設を開発した実績がある。同社は今後も海外不動産事業の拡大を進め、収益基盤の強化を図る方針だ。
※当該物流施設開発プロジェクトの概要
建設地:アメリカ アリゾナ州メサ市
タイプ:物流施設
構造・階数:PC造1階建て、IOS型
棟数:2棟
総事業費:約2,500万ドル(約40億円〔1月29日時点1ドル=155.95円〕)
敷地面積:約4万9,000㎡(約1万4,800坪)/区画1→約2万9,000㎡(約8,700坪)、区画2(BTS型開発)→約2万㎡(約6,100坪)
総延床面積:約8,400㎡(約2,500坪)/区画1→約4,600㎡(約1,400坪)、区画2 (BTS型開発)→約3,800㎡(約1,100坪)
着工時期(予定):区画1→2026年5月、区画2→2026年1月
竣工時期(予定):区画1→2027年10月、区画2→2027年1月
