<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>
■(株)エフエスユニマネジメント<1月30日>
千葉県船橋市に次世代型医療材料物流拠点「SHIP グランベース 東京」開設へ/AI・自動倉庫で在庫7万800品目を管理、日本通運(株)と共同でRFIDトラッキングシステムも構築
シップヘルスケアホールディングス(株)傘下の(株)エフエスユニマネジメントは、千葉県船橋市に延床面積1万4,129㎡(4,274坪)の新拠点「SHIP グランベース 東京」を開設し、2月に稼働させる。AIやロボティクス、自動倉庫などを備えた次世代型の物流拠点として、医療材料の安定供給とトレーサビリティ強化を図る。
新拠点は、東京大学発ベンチャー RENATUS ROBOTICS(同)が開発した自動倉庫システム「RENATUS」を導入し、RFIDやAIカメラを活用した入荷検品・在庫管理・出荷工程を自動化する。最大約1万ケースを保管でき、1日あたり1,600ケースの入庫を想定。段ボールサイズを問わず保管できる構造とし、作業工程や保管スペースの削減につなげる。
BCP対応も強化した。免震構造や津波・液状化対策、72時間稼働の非常用発電機を備え、災害時にも稼働可能とする。自動倉庫は全機能停止時でも手動で取り出せる設計で、同社グループの「大阪ソリューションセンター」と連動し、供給の複線化を図る。
医療機関向けの配送では、日本通運(株)と共同でRFIDセンサー付きトラックを開発。出荷から納品までの位置情報をリアルタイムで追跡するトラッキングシステムを構築する。積み忘れ防止や検品作業の簡素化、配送ミス削減につなげ、輸送状況をアイテム単位で把握できる体制を整える。
新拠点は、首都圏の大学病院から100~500床規模の地域中核病院まで約60施設(約2万6,000床)に対応可能で、取り扱い品目は約7万800品目まで拡大する計画だ。ショールームやコントロールセンター、約100人収容の研修施設も併設し、SPDスタッフの育成や庫内業務の高度化にも活用する。
エフエスユニマネジメントは、物流DXを通じて輸配送回数削減や待機時間短縮、管理負荷軽減などの課題解決を進め、医療現場の効率化と病院経営の支援につなげる方針だ。
※「SHIP グランベース 東京」の施設概要
所在地:千葉県船橋市浜町2-4-7 三井不動産ロジスティクスパーク船橋III 5階
延床面積:1万4,129㎡(4,274坪)
稼働開始:2026年2月
取扱品目数:約7万800品目
対応能力:医療機関 約60施設(約2万6,000床)
■東急不動産(株)<1月30日>
延床9万8,379㎡の大規模マルチテナント型物流施設「LOGI’Q蓮田」が竣工/蓄電池併設で再エネ活用を強化、物流施設間レベル3.5ドローン配送の実証実験も実施
東急不動産(株)は、埼玉県蓮田市で建設を進めていた物流施設「LOGI’Q」シリーズの新拠点「LOGI’Q蓮田」が竣工したと発表した。延床面積9万8,378.98㎡(2万9,760坪)の大規模マルチテナント型施設で、最大6テナントが入居できるという。
同施設は、圏央道「白岡菖蒲IC」から約1.7km、東北自動車道「久喜IC」から約5.9kmに位置し、首都圏から関東一円をカバーできる立地が特徴だ。国道から直接2階へアクセスできるスロープを設け、1・2階の接車バースにより多様な面積ニーズに対応する。テナントは配送重視の1フロア利用や保管を含む2フロア利用など、オペレーションに応じた選択が可能となる。
ワーカー向けの環境整備にも注力した。エントランスや1階カフェテリアは蓮田市の自然をモチーフにデザインし、リサイクル材を多用。中3階にはマッサージチェアやフィットネスマシン、ハンモックを備えたウェルビーイング空間を設け、健康経営を支援する。
また、同シリーズで初めて大型蓄電 池を導入し、太陽光発電と組み合わせたエネルギーマネジメントを実施する。建屋で使い切れない電力を蓄電し、夜間などに放電することで再生可能エネルギー比率を高める仕組みだ。電力需要が逼迫する時間帯には蓄電池から放電し、系統負荷の軽減にも寄与する。環境認証は「CASBEE」Sランク、「BELS」6☆、「ZEB」を取得した。
BCP対策として、受変電設備や蓄電池設備など重要機器を浸水想定レベル以上に配置。水害時には地域住民の避難受け入れも可能な設計とした。
1月28日には竣工式に合わせ、物流施設間のドローン配送実証実験を実施した。近隣の「LOGI’Q白岡II」から新拠点までの約2.6kmを、人口集中地区(DID)内の河川上空を経由し、レベル3.5の遠隔自動運航で飛行するというもの。物流施設間のレベル3.5運航は日本で初めての事例だという。ドローンは約7分で着陸し、次世代物流の可能性を示した。
東急不動産は今後も産業団地事業「GREEN CROSS PARK」と連携し、2030年以降の次世代物流・産業技術の活用を見据えた取り組みを進める方針だ。
※「LOGI’Q蓮田」の施設概要
所在地:埼玉県蓮田市大字根金字後塚907他
用途地域:市街化調整区域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:4万6,884.55 ㎡(1万4,183 坪)
延床面積:9万8,378.98 ㎡(2万9,760 坪)
建物構造:S造4階建(倉庫部分3フロア)
着工:2024年7月10日
竣工:2026年1月20日
トラックバース :116台
駐車場:普通自動車167台(EV充電器1台設置)、トラック待機場13台
駐輪場:39台
環境認証:CASBEE S認証、BELS 6☆認証、「ZEB」認証
■三菱商事都市開発(株)、Phoenix Property Investors Japan Limited<1月30日>
静岡県掛川市で延床5万2,600㎡の物流施設「MCUD・ZIP静岡掛川」が竣工/広域配送に適した立地、環境認証を取得したマルチテナント型拠点
三菱商事都市開発(株)と、香港を拠点とする投資グループPhoenix Property Investors Japan Limitedは、静岡県掛川市で開発を進めていた物流施設「MCUD・ZIP静岡掛川」が竣工したと発表した。
同施設は、両社が静岡県内で開発した初めての物流施設。東名阪の中間地点に位置し、首都圏・関西圏の双方へ約200~300km圏内でアクセスできる。国道1号に近く、JR東海道本線「掛川駅」から約2.3kmと雇用確保の面でも優位性がある。広域配送や中継拠点としての需要を見込む。
同施設は地上4階建てで、延床面積は約5万2,600㎡。1~2階に接車可能な構造とし、ワンフロア約3,500坪を確保した。最大4テナントへの分割賃貸に対応し、垂直搬送機4基と荷物用エレベーター4基を備える。柱スパンは10m以上を確保し、柔軟なレイアウトに対応する汎用性を持たせた。エントランスには掛川城の城壁や東海道の宿場町をモチーフにしたデザインを採用した。
環境面では、屋根上に太陽光発電設備を設置し、施設内の一部電力を賄う。省エネ化と環境負荷低減により、「CASBEE」Aランク、「BELS」6☆、「ZEB」認証を取得した。
三菱商事都市開発は、首都圏・関西圏を中心に物流施設開発を進めてきたが、今回の静岡県での開発により広域ネットワークの強化を図る。Phoenix Property Investorsとともに、今後も需要に応じた物流施設の開発を進める方針だ。
※「MCUD・ZIP静岡掛川」の施設概要
所在地:静岡県掛川市長谷字小出ヶ谷1319-51他
敷地面積:約2万4,210㎡
延床面積:約5万2,600㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造+鉄骨造 地上4階建て
■第一生命保険(株)、(株)シーアールイー<1月30日>
京都府京田辺市の大型物流施設「ロジスクエア京田辺A」にエクイティ投資/総額約148億円を投じて延床面積約15万6,000万㎡の拠点に参画、保険料原資の資産運用の一環で不動産投資を拡大
第一生命保険(株)は、(株)シーアールイー連結子会社 ストラテジック・パートナーズ(株)が運用する不動産ファンドを通じ、シーアールイーが開発した物流施設「ロジスクエア京田辺A」にエクイティ投資を実行した。投資総額は約148億円で、第一生命が主要投資家となる。
同施設は京都府京田辺市に立地し、大阪北摂エリアや京都中心部へのアクセスに加え、新名神高速道路、京奈和自動車道、第二京阪道路の各IC・JCTに近接する。関西一円から遠方地域まで配送可能な広域物流拠点としての利便性が高い。
地上4階建て、延床面積約15万6,000㎡の大型施設で、2~4階に大型車両が直接乗り入れるランプウェイを4基設置。各階の両面にトラックバースを備え、200台超が同時に荷役作業できる仕様とした。物流オペレーションの効率化やBCP強化を求める需要に応える設計となっている。
同施設にはテナントとしてパナソニックオペレーショナルエクセレンス(株)が入居しており、2025年9月から関西エリアに点在していたパナソニックグループの9拠点を本施設に集約。グループの中核倉庫として活用し、物流効率の向上を図る。
第一生命は、保険料を原資とした資産運用の一環として不動産投資を拡大しており、用途分散と長期安定収益の確保を進めている。EC市場の拡大を背景に高機能物流施設の需要は増すと見ており、立地やスペックを精査したうえで投資を継続する方針だ。
一方、シーアールイーは自社開発ブランド「ロジスクエア」を中心に36物件、延べ約137万㎡の開発実績を持つ。開発物件を自社グループのファンドに組み入れ、ストック収益の拡大につなげるビジネスモデルを推進している。
※「ロジスクエア京田辺A」の施設概要
所在地:京都府京田辺市大住藤ノ木100番地
敷地面積:6万6,255.80㎡
延床面積:15万6,333.67㎡ (共用棟の面積455.48㎡を含む)
構造:鉄筋コンクリート造・鉄骨造4階建て
竣工:2025年2月
■大和ハウス工業(株)<1月30日>
静岡県牧之原市で産業・物流施設区画含む大規模複合開発「(仮称)MAKINOHARA HILLS PROJECT」が始動/東名IC至近の広域配送拠点に適した立地、陸・海・空を結ぶ物流インフラを活かした新拠点形成
大和ハウス工業(株)は、静岡県牧之原市で進める複合開発「(仮称)MAKINOHARA HILLS PROJECT~地域との共生・賑わい場の創出計画~」において、牧之原市と連携し企業誘致を推進する。開発面積は約17万1,437㎡で、商業施設区画2区画、産業・物流施設区画、戸建住宅区画の4区画で構成される。産業・物流施設区画は2028年春頃の着工を予定しており、2030年冬頃に全体完成を見込む。
同プロジェクトは、国道473号沿いに位置し、東名高速道路「相良牧之原IC」から約300mと、広域配送に極めて適した立地を備える。首都圏・中京圏・関西圏の中間に位置することから、東名阪を結ぶ中継拠点としての機能が期待される。さらに、富士山静岡空港から約8km、御前崎港から約20kmと、航空・海上輸送との連携も容易で、国際物流にも対応可能なポテンシャルを持つ。
産業・物流施設区画は6万6,519㎡(2万122坪)を確保し、広域物流のハブとしての活用を想定。大和ハウス工業がこれまで全国で手掛けてきた工業団地・産業団地開発のノウハウを活かし、企業のオペレーション効率と拠点整備の柔軟性を両立する計画だ。
牧之原市は2015年から「陸・海・空」の広域交通ネットワークを活かした新拠点形成を進めており、同プロジェクトはその中核となる。大和ハウス工業は2025年12月に全保留地を取得し、2028年春の産業・物流施設区画着工に向けて準備を進める。
物流需要の高度化が進む中、同プロジェクトは広域配送・国際輸送・地域雇用の3軸を支える新たな物流拠点として期待される。
※「(仮称)MAKINOHARA HILLS PROJECT」の概要
所在地:静岡県牧之原市東萩間地内
開発面積:17万1,437㎡(5万1,859坪)/商業施設区画①:8万1,389㎡(2万4,620坪)、商業施設区画②:1万9,113㎡(5,781坪)、産業・物流施設区画:6万6,519㎡(2万122坪)、戸建住宅区画:4,416㎡(1,336坪)
用途地域:近隣商業地域・準工業地域・第一種住居地域
建物用途:商業施設、ホテル、産業・物流施設、戸建住宅
総工期:2025年12月~2030年冬(予定)
■三菱地所(株)<1月31日>
大阪市大正区で建設を進めていた冷凍冷蔵物流施設「ロジクロス大阪大正」が竣工/延床2万1,420㎡規模のマルチテナント型、自然冷媒と太陽光で環境性能を強化
三菱地所(株)は、大阪市大正区で開発を進めていた物流施設「ロジクロス大阪大正」が竣工したと発表した。延床面積は約2万1,420㎡(約6,480坪)で、同社として2棟目となるマルチテナント対応の賃貸型冷凍冷蔵物流施設となる。
EC市場の拡大に伴い、冷凍・冷蔵食品を中心とした低温物流の需要が増加する一方、既存倉庫の老朽化や建築費の高騰により自社開発が難しい状況が続く。同社は賃貸型の冷凍冷蔵施設を供給することで、初期投資の抑制や迅速な拠点整備などのニーズに応える。冷媒には自然由来のものを採用し、フロン規制への対応とランニングコスト低減を図る。
立地は阪神高速17号西大阪線「大正東IC」から約2.5kmと高速道路アクセスに優れ、大阪市内から兵庫方面まで広域配送が可能。大阪シティバス「平尾一丁目停留所」から徒歩2分と、雇用確保の面でも優位性がある。
施設は床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5mを確保し、L型バースにより接車台数を確保した。倉庫の一部は+5℃~-21℃の温度帯可変式とし、テナントの運用に応じて柔軟に設定できる。事務所エリアには24時間対応の非常用発電機を設置し、1階冷凍庫・低温室には電源車対応の切替盤を備える。倉庫は2系統以上の冷却設備を確保し、停電時でも温度維持が可能なBCP仕様とした。隣接地にはトラック待機場と駐車場を併設し、周辺道路の混雑緩和にも寄与する。
環境面では、自然冷媒の採用に加え、屋上に太陽光発電設備を設置し、施設内の自家消費に活用する。認証については「CASBEE」Aランク、「BELS」、「ZEB」を取得した。エントランスには(株)淺沼組が施工した「建設発生土を再利用した土壁」を採用し、調湿性や脱臭効果により室内環境の改善にもつなげた。
同社は今後、同じ大正区で開発中の「ロジクロス大阪大正Ⅱ」とあわせ、冷凍冷蔵物流の効率化と最適化に取り組む方針だ。
※「ロジクロス大阪大正」の施設概要
所在地: 大阪府大阪市大正区平尾1-3-9
敷地面積:(西側)約1万600㎡(約3,200坪)、(東側)約2,140(約650坪)
延床面積:約2万1,420㎡(約6,480坪)
構造:鉄骨造、地上4階建
用途:マルチテナント対応型冷凍冷蔵物流施設
着工:2024年8月1日
竣工:2026年1月31日
■日本通運(株)<2月2日>
静岡県焼津市に定温・定湿新倉庫「NX大井川物流センター」を開設/東西物流中間地点の立地で広域配送・長距離輸送の中継点として活用、AGF13台導入で省人化・高品質オペレーションを実現
日本通運(株)は、静岡県焼津市に定温・定湿機能を備えた新倉庫「NX大井川物流センター」を開設した。
同施設は東名高速道路「大井川焼津藤枝SIC」から約2kmに位置し、延床面積は約2万5,408㎡(約7,686坪)。 東西物流の中間地点に立地することから、広域配送拠点や長距離輸送の中継拠点としての活用を見込む。
同施設は常温帯に加え、3つの定温帯を設置。床荷重1.8t/㎡、天井高6mを確保し、温湿度管理が必要な製品にも対応する。今後はAGF13台を導入し、垂直搬送機と連携させることで、入庫から格納、ピッキングまでの工程を省人化し、高品質なオペレーションを実現する計画だ。
内陸立地により自然災害リスクを抑え、BCPも強化。さらに太陽光発電設備の導入も予定しており、環境負荷の低減と持続可能なサプライチェーン構築を進める。
※「NX大井川物流センター」の施設概要
所在地:静岡県焼津市宗高1095-1
延床面積:2万5,407.60㎡ (約7,685.79坪)
構造:重量鉄骨造(耐火構造) 地上3階建て
主要設備:定温設備(1階の一部:30℃以下、2階:24℃以下、3階:17~23℃、20℃以下/一部湿度調整)、AGF13台、垂直搬送機6基、貨物用EV2基、高床ホーム、接車バース15口
■三井不動産(株)<2月2日>
茨城県ひたちなか市で延床12万㎡超の大型物流施設「(仮称)水戸ロジセンター」を着工/ロジスティード東日本(株)専用設計のBTS型、製造集積地のサプライチェーン中核に
三井不動産(株)は、茨城県ひたちなか市で延床面積約12万5,223㎡(約3万7,880坪)の大規模物流施設「(仮称)水戸ロジセンター」を着工した。ロジスティード東日本(株)の専用施設で、竣工は2027年9月となる予定。三井不動産によれば、ひたちなか市内では最大規模の物流施設になるとしている。
同施設はJR常磐線「勝田駅」近くの勝田第二工業団地内に位置し、首都圏および東日本エリアへの広域配送に適した立地を備える。常磐自動車道「東海SIC」から約10.1km、「ひたち海浜公園IC」から約5.1kmと高速道路アクセスにも優れる。周辺には製造業の主要拠点が集積しており、サプライチェーンの中核拠点として機能する。
同施設はロジスティード東日本の課題解決を目的としたBTS型施設で、1棟貸しの専用設計を採用した。全館空調の導入に加え、約5℃帯の冷蔵エリアや静電対策エリアを整備する。梁下有効高さは一部で7.5mを確保し、大型MH機器の導入にも対応する。複数拠点を集約することでオペレーション効率の向上も図る。
環境面では、ZEB Oriented認証とCASBEE新築Aランク以上の取得を予定。太陽光発電設備の導入やLED照明化など、エネルギー消費の最小化を目指す。従業員の働きやすさにも配慮した施設設計とする。
三井不動産は2012年に物流施設事業を開始し、現在は国内外78物件を展開。「MFLP」ブランドを軸に、入居企業の課題解決につながる物流施設開発を進めている。
※「(仮称)水戸ロジセンター」の施設概要
所在地:茨城県ひたちなか市大字足崎字西原142-41の一部
敷地面積:6万2,546.67㎡(1万8,920.37坪)
延床面積:12万5,223.38㎡(3万7,880.07坪)
規模・構造:地上5階建て・鉄骨造・耐震構造
用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
着工:2026年2月2日
竣工:2027年9月末(予定)
■日鉄興和不動産(株)<2月2日>
兵庫県尼崎市で開発を進めていた4階建て物流施設「LOGIFRONT尼崎V」が竣工/横浜ゴム(株)がタイヤ専用センターとして1棟利用、環境配慮型仕様でCO2排出量削減に貢献
日鉄興和不動産(株)は、兵庫県尼崎市で開発を進めていた物流施設「LOGIFRONT尼崎V」が竣工したと発表した。近畿圏で6件目となる同シリーズの新拠点で、横浜ゴム(株)がタイヤ物流センターとして1棟利用する。
同施設は阪神高速5号湾岸線「尼崎東海岸IC」から約1.8km、3号神戸線「尼崎東IC」から約4.5kmに位置し、「大阪港」や「神戸港」、「伊丹空港」へのアクセスにも優れる。第二阪神国道にも出やすく、大阪市中心部への配送にも適した立地だ。24時間操業可能な工業専用地域にあり、周辺は工場・倉庫が集積する。
同施設は地上4階建てのBOX型で、延床面積は1万3,808㎡(4,177坪)。1階に21台対応の片面バースを備え、各階の有効天井高は7mを確保した。荷物用エレベーター2基、垂直搬送機1基、乗用エレベーター1基を配置し、上下階の物流動線を強化した。休憩室やシャワー室、ドライバー用トイレなど共用部も整備し、働きやすい環境を整えた。
環境配慮では、日本製鉄(株)のGXスチール「NSCarbolex Neutral」を鉄骨H形鋼の一部に採用し、CO2排出量を約9%削減した。鉄鋼スラグ路盤材約1,900tの活用により天然資源の採掘抑制にも寄与。さらに、鉄鋼スラグ系地盤改良材「ジオタイザー」約350tの採用で、従来比約55tのCO2削減を実現した。
日鉄興和不動産は2018年に物流施設事業を開始し、「LOGIFRONT」ブランドで首都圏・中部圏・近畿圏に展開。今後も冷凍冷蔵倉庫やデータセンター、危険物倉庫など産業用不動産の開発を進める方針だ。
※「LOGIFRONT尼崎V」の計画概要
所在地:兵庫県尼崎市東海岸町19-3(地番)
敷地面積:6,611.26㎡(1,999.90坪)
延床面積:1万3,808.18㎡(4,176.97坪)
構造・階数:S造・4階BOX型
着工:2024年12月
竣工:2026年1月末
■(株)スズケン<2月2日>
北陸エリアの医薬品営業・物流体制再構築で新たな物流拠点「高岡商品センター」を開設/富山県内に分散していた物流拠点を集約、非常用発電と棚免震でBCP対応を強化
(株)スズケンは、北陸エリアの営業・物流体制を再構築するため、富山県高岡市に新たな物流拠点「高岡商品センター」を開設し、2月9日に稼働すると発表した。併せて、富山営業部 高岡支店を富山営業部および富山支店と同一事業所内へ移転し、「富山事業所」として2支店体制を整えるとしている。
新センター開設は、富山県内に分散していた物流拠点を集約し、物流業務と在庫管理の効率化を図るもの。富山県および石川県を中心とした北陸エリア全体の拠点と連携し、自然災害や緊急時に医薬品供給を維持するBCP対応の中核拠点として位置付ける。
新センターは敷地面積3,136.36㎡(約948.74坪)、延床面積3,393.08㎡(約1,026.40坪)の鉄骨造2階建て。非常用自家発電機と棚免震装置を備え、停電や地震発生時でも保管・出荷機能を継続できる体制を整えた。
同社は今後も、GDPガイドドラインに準拠した品質管理を徹底し、効果的かつ効率的な物流ネットワークを構築することで、医薬品の安心・安全な流通を支える方針だ。
※「高岡商品センター 」の施設概要
所在地:富山県高岡市問屋町222-1
敷地面積:3,136.36㎡(約948.74坪)
延床面積:3,393.08㎡(約1,026.40坪)
構造・規模:鉄骨造 地上2階建て
設備:非常用自家発電機、棚免震装置
稼働日:2026年2月9日
■新潟運輸(株)<2月2日>
「静岡支店」の焼津市への新築・移転により「静岡焼津支店」を開設/グループの大信物流輸送(株)や岡山貨物運送(株)・静岡営業所も新施設内で営業開始、貸し切り輸送のサービス強化と共同配送による効率化を図る
新潟運輸(株)は、「静岡支店」を焼津市に新築・移転し、「静岡焼津支店」を開設する。
新施設の営業開始日は2月16日。新潟運輸グループの大信物流輸送(株)や岡山県貨物運送(株)・静岡営業所も新施 設内で営業を開始し、貸切輸送のさらなるサービス強化と共同配送による効率化を図る。
※「静岡焼津支店」の施設概要
所在地:静岡県焼津市大島693
■遠州トラック(株)<2月3日>
グループ会社(株)藤友物流サービスの新たな冷蔵倉庫 「白鳥西チルドセンター」が稼働開始/遠州トラックは「千葉営業所」配下となる「三郷事業所」を埼玉県三郷市に開設
遠州トラック(株)は、グループ会社(株)藤友物流サービスの新たな冷蔵倉庫 「白鳥西チルドセンター」が稼働を開始したと発表した。
同センターは+10℃以下の冷蔵商品を主に取り扱う冷蔵倉庫。「東名浜松 IC」から1.5kmと近く、同ICからは東京まで約240km、大阪まで約263kmと、関東・ 関西のほぼ中間地点に位置する。 遠州トラックグループは、同センターをコールドチェーンの主要拠点、さらには 関東・関西をつなぐ重要な中継輸送拠点として位置付け、今後も環境配慮やBCP強化に取り組み、持続可能な物流体制の構築を進める。
また、遠州トラックは、「千葉営業所」配下となる「三郷事業所」を埼玉県三郷市に開設した。
同拠点は、関東圏内での輸送力の強化と安定化、および今後の東北方面への事業拡大に向けた重要拠点。至近に位置する顧客物流拠点から発送される貨物の各方面への幹線輸送に対応するため、大型トラック4台、中型トラック3台、乗務員8名を配置し、365日24時間稼働を実施する。今後は既存顧客に加え、周辺企業の輸送業務需要を獲得し、規模を拡大させる計画。同社は今後、関東・関西の中間に位置する静岡県袋井市に本社を置く物流会社として、今後さらにインフラ網の整備・拡大を進め、物流効率化を実現する。
※(株)藤友物流サービス「白鳥西チルドセンター」の施設概要
所在地:静岡県浜松市中央区白鳥町621
延床面積:倉庫棟2,645.62㎡(800.30坪)〔鉄骨造平屋、保管面積2,403.12㎡(726.94坪)/管理可能温度 0~ 5℃、接車可能バース 8バース、太陽光パネル 324kW〕、 事務所棟〔鉄骨造2階建て〕289.8㎡(87.66坪)
■アサヒロジスティクス(株)<2月4日>
グループのアサヒフレッシュロジ(株)が茨城県守谷市で建設を進めていたい「守谷センター」が竣工/老朽化対策と取扱量増加対応で「旧取手センター」を移転新築、作業効率向上・省エネ・BCP強化で持続可能な体制へ
アサヒロジスティクス(株)は、グループ会社 アサヒフレッシュロジ(株)が茨城県守谷市で建設を進めていた新拠点「守谷センター」が竣工し、2月13日に開所式を行うと発表した。新センターは「旧取手センター」の老朽化対策と取扱量増加への対応を目的に移転新築したもので、延床面積は4,409.98㎡(1,334.02坪)と従来比1.6倍に拡大している。
新センターは、作業動線を最適化したレイアウトを採用し、仕分け工程では天吊り式機器からウェアラブル端末へ切り替えることでフリーレイアウト化を実現。商品量や店舗数の変化に応じて柔軟に作業スペースを設定でき、庫内作業の効率向上を図る。
省エネ・省力化にも取り組む。番重(容器)洗浄機は従来比30%性能向上の機種を導入し、水使用量削減と低温帯での洗浄力向上を両立。遠心脱水方式の採用で熱源不要の乾燥を可能にした。前後工程にはスタッカー・アンスタッカーを配置し、作業負荷を軽減する。作業エリアには空調機器を導入し、労働環境の改善も進める。
BCP対応では、発電能力200kWの自家発電装置と軽油4万8,000Lを備えるインタンク設備を設置。自然災害時にも食品物流を継続できる体制を整えた。
※アサヒフレッシュロジ(株)「守谷センター」の施設概要
所在地:茨城県守谷市百合ヶ丘1丁目字並木2399-1
敷地面積:9,897.24㎡(2,993.92坪)
延床面積:4,409.98㎡(1,334.02坪)
冷蔵庫(5℃)2,074.79㎡、米飯庫(20℃)453.27㎡、番重庫1,087.55㎡を備え
構造:鉄骨造・倉庫平屋・事務所2階建て
バース数:冷蔵庫23、米飯庫11、番重庫10
設備:冷蔵庫(5℃)2,074.79㎡、米飯庫(20℃)453.27㎡、番重庫1,087.55㎡/事務室、休憩室、会議室、門型洗車機、自家スタンド、大型容器洗浄機など
竣工:2026年1月29日
開設:2026年2月13日
■東京建物(株)、三井物産都市開発(株)<2月4日>
千葉県船橋市で都心近接の冷凍・冷蔵物流施設「T-LOGI船橋南海神」を着工/延床1万320㎡のマルチテナント型、食品EC対応の高機能コールド拠点
東京建物(株)と三井物産都市開発(株)は、千葉県船橋市で開発を進めるマルチテナント型冷凍・冷蔵物流施設「T-LOGI船橋南海神」の建設工事に着手した。竣工は2027年10月となる予定だ。
食品EC市場の拡大に伴い、都市近接型の低温物流拠点への需要が高まるなか、同施設は京葉道路「船橋IC」から約0.6km、東京都心から約20km圏に位置し、短時間配送が求められる商材に適した立地環境を備える。東関東道や首都高湾岸線も利用でき、首都圏全域への広域配送にも対応する。
同施設は延床1万320.62㎡(約3,121坪)の4層BOX型で、1・2階に温度可変式(-25℃~+5℃)の冷凍・冷蔵倉庫を配置する。冷凍・チルド・生鮮など幅広い温度帯に対応し、多様なテナントの運用に応える。バースは12台分を確保し、そのうち3基は外気遮断性の高いエアシェルターを採用。荷役時の温度変動リスクを抑え、衛生性を高める。
館内動線では、垂直搬送機2基と荷物用エレベーター1基(積載3.5t)を設置し、ピーク時の荷物移動効率を向上。梁下有効高は各階5.5m、床荷重は1.5t/㎡とし、冷凍・冷蔵倉庫としての汎用性を確保した。トラック待機場5台、普通車駐車場9台も備える。
環境面では、冷凍・冷蔵設備に自然冷媒(CO2)方式を採用し、電力使用量の抑制と環境負荷低減を図る。屋上には太陽光パネルを設置し、発電した電力を施設内で自家消費する計画で、「CASBEE」Aランク取得を予定している。
食品ECの成長と老朽化施設の更新需要が続く中、同施設は都心近接のコールドチェーン拠点として、テナントの柔軟なオペレーションと効率的な低温物流を支える役割を担う。
※「T-LOGI船橋南海神」の施設概要
竣工:2027年10月(予定)
所在地:千葉県船橋市南海神1-1896-9他(地番)
敷地面積:4,959.22㎡(約1,500坪)
延床面積:1万320.62㎡(約3,121坪)
規模:4層BOX型(1階片側バース)
構造:S造
耐震区分:耐震
プラットフォーム:1階 高床式1.0m
梁下有効天井高:各階5.5m
柱スパン:11.0m(W)×9.025m(D)
床荷重:1.5t/㎡(1~4階)
ドックレベラー:3基
垂直搬送機:2基
荷物用EV:1基(積載荷重3.5t)〔幅3,000mm×奥行4,500mm×高さ3,200mm〕
バース数:12台(エアシェルター3基、ドックシェルター9基)
普通駐車場:9台〔一部軽専用を含む〕
トラック待機場所:5台
アメニティ:休憩室設置
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
