(株)ワールドサプライ⇒本社と中核拠点を江東区新砂へ移転/低温食品配送強化とSGHグループ拠点集積でサービス高度化、延床2万2,40万㎡の新拠点「東京営業所」が稼働開始

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 SGホールディングスグループ(以下、SGHグループ)で百貨店・大規模小売店向けの納品代行や館内物流を手がける(株)ワールドサプライは、本社および中核拠点「第1ABC」の機能を東京都江東区新砂に移転し、新拠点「東京営業所」として稼働させた。冷蔵・冷凍設備を新設し、デパ地下商材など低温食品配送の強化を図る。加えて、グループ各社の主要拠点が集積する新砂エリアに移ることで、グループシナジーを生かしたサービス高度化を目指す。
 移転先はSGリアルティ(株)が東京・江東区新砂に開発した「SGリアルティ新砂」。賃借面積は2万2,405.08㎡で、5階に1万5,476.29㎡(うち倉庫部分1万1,354.85㎡)、6階に6,928.79㎡(うち倉庫部分6,818.99㎡)を確保した。トラックバース43台分、空調設備、ムービングラック、自動仕分け機、化粧品製造所、冷蔵・冷凍庫、EVトラック充電器などを備える。
 東京営業所では、最新鋭の自動仕分け機を導入し、業務効率と品質維持を両立させた。佐川急便(株)の中継センターと同居することで拠点間輸送を削減し、環境負荷を抑えた高効率な輸送が可能となる。東京メトロ東西線「南砂町駅」から徒歩約2分と、従業員の通勤利便性も高い。
 今回移転の背景には、低温食品配送の強化がある。ワールドサプライは百貨店向け納品サービスや豊洲市場からの共同配送で培ったノウハウを生かし、冷蔵・冷凍設備の新設により食品取り扱いを拡大する。これまで限定的だった食品分野の対応力を高め、百貨店や大型商業施設で扱うほぼすべての商材をカバーできる体制を整える。
 新砂エリアにはSGHグループの主要拠点が集積しており、輸出入や国内遠方地域向け発送など、より高度な輸送サービスの提供が可能となる。佐川急便の中継センターや他のグループ拠点と近接することで、遠方や海外向けの個人・店舗配送におけるリードタイム短縮も期待される。11月に稼働した郊外型の谷田部センターと組み合わせ、商材特性や配送先に応じた柔軟な物流オペレーションを実現する。
 納品サービス事業では、都心部へのアクセスの良さを維持しつつ、冷蔵・冷凍設備の導入により食品取り扱いを大幅に拡大する。車両集約による環境負荷低減や納品効率化にもつながる。さらに、自動仕分け機の大規模導入により、年間約3万500時間の作業時間削減を見込む。全国の百貨店向け中継センターとして、作業効率を高めることでサプライチェーン全体の効率化を図り、労働力不足が深刻化する中でも定刻納品の維持を目指す。
 ワールドサプライは、流通ソリューションパートナーとしてグループの総合力を生かし、顧客の多様な課題に寄り添う姿勢を強調する。新拠点の稼働により、低温物流の強化とグループ連携の深化を通じて、持続可能なビジネス環境の構築に貢献する考えだ。

※「東京営業所」(第1ABCから改称)の施設概要
所在地:東京都江東区新砂2-1-1 SGリアルティ新砂
面積:2万2,405.08㎡(賃借部分)/5階 1万5,476.29㎡(うち倉庫部分1万1,354.85㎡)、6階 6,928.79㎡(うち倉庫部分6,818.99㎡)
主な設備:トラックバース43台分、空調設備、ムービングラック、自動仕分け機、化粧品製造所、冷蔵・冷凍庫、EVトラック充電器

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