
(株)富士ロジテックホールディングスは 、神奈川県厚木市の「KDXロジスティクス厚木」内に新たな物流拠点「厚木三田第2ロジスティクスセンター」を開設した 。新拠点開設は首都圏物流ネットワークの強化が目的。これにより厚木市・相模原市周辺の同社物流拠点は計8施設となり 、同エリアの総面積は2万8,327坪に拡大したとしている。
新拠点は延床面積が2,038.54坪(6,738.97㎡)で、天井高は6m以上、床荷重は1.5t/㎡となっている 。立地が圏央道「圏央厚木IC」から3.6km、東名高速道路「厚木IC」から6.9kmと、高速道路へのアクセスに優れる 。
同社は厚木・相模原周辺で集中的な拠点展開を行い、拠点間での人員の相互融通や荷物の柔軟な振り分けを可能にする体制を整備してきた 。また、アパレル、食品、家具、文書保管など多岐にわたる商材を取り扱うことで、多様な業界ニーズに対応する倉庫ネットワークを構築しており、同社は今回の新拠点開設を踏まえ、同地区での事業基盤をより強固なものにしていく。
同社は、独自音声ピッキングシステム「VIPS(Voice Integrator Package System)」を神奈川事業部が取り扱う荷主業務の95%(2025年8月末現在)に導入し、1.4倍の生産性向上を実現している。VIPSは厚木・相模原エリアにおける統一システムとなっているため、拠点間の相互応援体制を迅速に構築できる点もメリットだ 。
同社は、厚木・相模原エリアにおける重点戦略として、「東名厚木ロジスティクスセンター」でのEC物流の専門センター化も推進。具体的には自動梱包ラインなどの設備導入を進め、EC関連事業のさらなる拡大を目指す。
※「厚木三田第 2 ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:神奈川県厚木市三田字上川原 2079
延床面積:2,038.54 坪〔6,738.97 ㎡〕(建屋延床面積:6,131.49 坪〔2万269.4 ㎡〕)
建屋仕様: 天井高6m 以上、床荷重1.5t/㎡