
日本通運(株)は和歌山県和歌山市西浜に新たな物流拠点「NX和歌山西浜ロジスティクスセンター」を開設し、稼働させた。同施設はNX グループのNIPPON EXPRESSホールディングス(株)主導のもと、地域産業の発展と事業拡大への貢献を目的として整備された。
新センターが立地する西浜エリアは、化学産業や製造業が集積する地域。近年は物流需要の高まりとともに、慢性的な倉庫不足や既存施設の老朽化が課題となっていた。NXグループはこうした状況を踏まえ、顧客の多様化・高度化するニーズに対応し、効率的で持続可能な物流サービスの提供を目指し同施設開設に踏み切ったものだ。
同施設は阪和自動車道「和歌山IC」から約8kmに位置し、市内中心部へのアクセスにも優れた交通至便な立地にある。製造業の集積地にも近接しており、門前倉庫として顧客の生産計画と連動したジャストインタイム納品など、柔軟な物流対応が可能となっている。
同施設の構造は鉄骨造2階建てで、延床面積は7,818.09㎡。今後は太陽光パネルの設置や省エネ型空調設備の導入を予定しており、環境負荷の低減にも取り組む。持続可能な物流インフラの構築を目指し、地域社会との共生を図る。
※「NX和歌山西浜ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:和歌山県和歌山市西浜796-1
延床面積:7,818.09㎡
構造:鉄骨造2階建て
営業開始日:2025年9月1日