
センコー(株)は、静岡県富士市で建設を進めていた新たな物流拠点「新富士第2PDセンター」が竣工したと発表した。同施設は「TSUNAGU STATION 新富士」として、北関東や名古屋方面を結ぶ中継輸送拠点として活用される。
同施設は鉄骨造3階建てで、敷地面積は約1万9,600㎡、延床面積は約2万600㎡。新東名高速「新富士IC」から約200m、東名高速「富士IC」から約2.5kmと交通アクセスに優れ、静岡・山梨エリアの保管・配送拠点としての機能も担う。
BCP対応として、津波や洪水リスクの低い高台に立地。施設内にはエレベーター2基、垂直搬送機2基、ドックレベラーやクライミングレベラーを備え、接車バースは27台分を確保するなど、効率的な荷役作業を支える設備を整えた。
同社は2025年2月に「TSUNAGU STATION 浜松」を開設しており、今回の新富士拠点は同シリーズの第2弾として、広域輸送ネットワークの強化を図る。今後は、地域物流の効率化と災害時の安定供給体制の構築を進める方針だ。
※「新富士第2PDセンター」の施設概要
所在地:静岡県富士市大渕字辻畑2690-1
建物構造:S造・地上3階建て
敷地面積:1万9,645㎡
延床面積:2万662㎡
主要設備:エレベーター2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー1基、クライミングレベラー1基、接車バース27台