■物流施設 投資関連情報2024版<11.14~11.20>

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<2024年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報>

■三井倉庫(株)<11月14日>
韓国現地法人が韓国・釜山新港での新倉庫建設を決定/アジアパシフィック地域における物流事業を強化


 三井倉庫(株)は、韓国現地法人 Mitsui-Soko (Korea) Co.,Ltdが韓国 「釜山新港」に「釜山新港第二倉庫」の建設を決定したと発表した。
 釜山新港は世界各国の貨物が集まる国際的なハブ港で、コンテナ取扱量は世界でも有数の規模を誇り、拡張計画も進行中だという。三井倉庫は2014年、他の日系企業に先駆けて熊東物流団地の自由貿易地域(FTZ)内に釜山新港第一倉庫を建設し、非居住者名義保管、および保税状態での流通加工や積み替えなど、 FTZの特長を活かしたサービスを提供してきた。今回は、保管や流通加工などの需要の高まりを受け、第二倉庫建設を決定したもので、同施設の開設により拠点機能のさらなる充実を図り、 アジアパシフィック地域での物流事業の強化・拡大をめざす。

※「釜山新港第二倉庫」の施設概要
所在地:釜山新港自由貿易地域熊東物流団地内
規模:5階建て、約9,000坪(延床)
特徴:定温空調設備、クリーンルーム
竣工:2026年8月予定

■(株)日新(株)<11月14日>
栃木県芳賀郡芳賀町で建設を進めていた新倉庫「北関東ロジスティクスセンター」が竣工/主要顧客の取り扱い物量拡大と同地区の新規顧客開拓への対応が目的


 (株)日新は、栃木県芳賀郡芳賀町で建設を進めていた新倉庫「北関東ロジスティクスセンター」が竣工したと発表した。
 新倉庫は、北関東地区の顧客ニーズに応えるため、芳賀第二工業団地内に新たに建設したもの。主要顧客の取り扱い物量の拡大と同地区の新規顧客開発への対応が目的で、輸出入にも対応する物流施設になるとしている。
 設備面では、環境負荷を低減する循環型物流への移行を想定。モビリティ電動化によるバッテリー再生を視野に入れた空調設備や、新機種開発に関わる機密性の確保を可能とする高床式構造やシートカーテン等を導入しているという。また、近年増加する自然災害対策として、非常用発電機を設置。さらに、脱炭素対策としては、EV向けの急速・普通充電設備や太陽光パネルを設置(太陽光パネルの設置は2025年春以降の予定)し、CO2排出量削減にも取り組むとしている。
 同社は、同施設を北関東地区におけるモビリティ関連の輸出入拠点と位置付け、今後さらに高まることが予想される物流ニーズに対応していく。

※「北関東ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地:栃木県芳賀郡芳賀町大字下高根沢4676-2
施設内容:一般物流倉庫
建物構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造合金メッキ鋼板ぶき・陸屋根2階建て
敷地面積:4万6,180.53㎡
倉庫床面積:1万9,006.77㎡
事務所床面積:984.50㎡
営業開始:2024年11月

■(株)クリエ・ロジプラス<11月14日>
香川県高松市春に同社初の営業倉庫「あなぶき春日Ⅱロジスティクスセンター」を新設/県内外の顧客を想定したマルチテナント型、今後も瀬戸内圏を中心に倉庫開発を積極化


 物流アウトソーシング事業を展開する(株)クリエ・ロジプラスは、高松市春日町に同社初となる営業倉庫「あなぶき春日Ⅱロジティクスセンター」を新設し、12月から同倉庫の業務を開始した。
 同倉庫は、県内外の顧客を想定したマルチテナント型営業倉庫として開発したもの。高松市中心部に位置し、高松港コンテナターミナルに近いほか、「高松中央IC」も車で10分圏内にあるという好立地に加え、高松市近郊からの労働力確保という点でも優位性があるという。
 同社は、香川県および高松市から企業誘致条例に基づく助成処置対象企業に指定されており、同倉庫については投下固定資産額や新規雇用者数に応じた助成を受ける予定。同倉庫の稼働をきっかけに、同社は今後も瀬戸内圏を中心に倉庫開発を積極的に手掛けるとしている。

※「あなぶき春日Ⅱロジティクスセンター」の施設概要
所在地:香川県高松市春日町1580-1
建築面積:約2,189㎡
構造:鉄骨造2階建て
業務開始:2024年12月
投資額:約6.3憶円
新規雇用:30名

■C&W<11月19日>
傘下のCWAMが兵庫県神戸市の物流施設「LF神戸弥栄台」取得とともにアセットマネジメント業務を受託/地上4階建てのボックス型物流施設、保管能力の高さと庫内オペレーションしやすさが特徴


 グローバル不動産総合サービス企業 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(株)(CWAM)が神戸ファシリティ(同)を通じて、兵庫県神戸市の物流施設 「LF神戸弥栄台」を取得し、アセットマネジメント業務を受託したと発表した。

〇同施設の立地特性
同施設は、物流施設が多く集積する神戸流通センター内に位置し、神戸淡路鳴門自動車道「布施畑IC」から約1.6kmであることから、配送拠点として、神戸市内はもとより西日本の各方面へのアクセスに優れた立地となっている。また、周辺には住宅街が広がっていることや神戸市営地下鉄西神・山手線「総合運動公園駅」から徒歩圏内であるため、雇用の確保にも有利だという。

〇同施設の特徴
同施設は、延床面積約1万9,000㎡の地上4階建てのボックス型物流施設。柱スパンは10m以上、倉庫の梁下有効高さは5.5m、床荷重は1.5t/㎡で、荷物用エレベーターおよび垂直搬送機を各2基実装しており、荷物の保管能力が高く、搬出入もしやすい構造になっているため、テナント企業にとっても使い勝手に優れる。

〇同施設のけるサステナビリティへの取り組み
環境面では、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証を取得しており、今後は太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置も計画するなど、事業用不動産における持続可能性を備えた施設として運用を進めるという。

※「LF神戸弥栄台」の施設概要
所在地:兵庫県神戸市須磨区弥栄台4-1-2
敷地面積:9,313㎡
延床面積:1万9,045㎡
構造:地上4階建て、鉄骨造
竣工:2022年6月

■(株)ゲオホールディングス<11月20日>
(株)ゲオが愛知県岩倉市にグループの旗艦物流拠点「中部物流センター」を開設/物流機能強化でグループ事業のさらなる発展を図る


 (株)ゲオホールディングスは、ゲオグループの(株)ゲオが物流機能強化および次世代物流システム構築のため、同グループの新たな旗艦物流拠点となる「中部物流センター」を愛知県岩倉市に開設したと発表した。ゲオのバラエティストア化や、オフプライスストア「Luck Rack(ラックラック)」の日本型オフプライスストアへの挑戦など、既存事業の変革や新規事業への挑戦といった取り組みを物流機能強化により支え、グループ事業のさらなる発展を図る考えだ。

〇同施設開設の背景
 同グループは創業以来、「Change as Chance(変化の中にこそ、チャンスあり)」の社是のもと、さまざまな取り組みを進めてきた。2024年現在では、ゲオやLuck Rackのほか、総合リユースショップ「2nd STREET(セカンドストリート)」、ラグジュアリーのリユース卸売業・小売業「OKURA」などの多種多様な事業を展開している。レンタルやリユースを主要商材としているため、従来の流通拠点はTC型(通過型)が主体だったが、ゲオのバラエティストア化やLuck Rackの日本型オフプライスストアへの挑戦など、既存事業の変革や新規事業への挑戦には不向きなことが課題だったため、同グループで初めて、大規模なDC(在庫保管)機能を有する中部物流センターを開設し、11月に本格稼働させた。今後は、同施設を次世代型物流システム構築の中核となるゲオグループの旗艦物流拠点と位置づけ、他のグループ内物流拠点についても機能強化や統廃合、新たな地域での拠点開設も視野に物流拠点再編を実施し、グループ事業発展のための環境整備を行うとしている。

〇同施設の特長
 同施設は、ゲオやモバイル専門店「GEO mobile(ゲオモバイル)」、Luck Rackの事業を中心に、レンタル・中古・新品の各フォーマットにおけるさまざまな商品の加工および物流機能を担う。同じ愛知県岩倉市にあった旧岩倉物流センターからの機能移転に加え、外部委託していたDC機能も同施設に集約するなど、グループで一元管理する体制を強化している。また、物流2024年問題や労働人口の減少など、物流を取り巻く課題解決のためにも設備投資を行い、事業活動と社会貢献の両立を推進していく。

① ロボットソーター「t-Sort」の導入による仕分け作業の自動化
 各種事業の商品に適応できる汎用性も重視してロボットソーター「t-Sort」を128台導入し、仕分け作業の自動化を推進。将来的な労働人口の減少への対策や、作業効率向上による従業員への業務負荷軽減をめざす。

② 高層ラックの導入 によるDC(在庫保管)機能強化
 天井高を活かして高層ラックを導入し、在庫保管効率を向上させることでDC機能を強化。グループ内の物流拠点において最大の収容能力を有する。

③ トラックバースによる荷役作業効率化
 70台同時接車可能なトラックバースを備えており、荷役作業の効率化や荷待ち時間の軽減が可能。「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同している立場から、物流問題の改善に貢献する。

※「中部物流センター」の施設概要
規模:1万400坪/延床面積:約3万4,380㎡ (賃借エリア)
所在地:愛知県岩倉市川井町下田南1-9
三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉(MFLP名古屋岩倉)内

■プロロジス<11月20日>
大阪府豊中市で開発するBTS型物流施設「プロロジスパーク豊中」の起工式を執行/既存施設を建て替えてヤマト運輸(株)のラストマイル配送拠点に


 プロロジスは、大阪府豊中市で開発するBTS型物流施設「プロロジスパーク豊中」の起工式を執り行った。同施設はヤマト運輸(株)の専用施設として開発を進め、2026年3月に竣工する予定だ。同施設の開発地にはヤマト運輸の事業所が立地していたが、老朽化に伴い、機能更新が必要となっていた。プロロジスは、ヤマト運輸のニーズに応じて再開発を行い、BTS型物流施設としてヤマト運輸にリースバックする。ヤマト運輸は同施設を、豊中市の集配を担当するラストマイル拠点として利用する計画だという。

〇同施設の開発地
 同施設の開発地は、「伊丹空港」からわずか約1kmの地点に位置し、阪神高速道路「豊中IC」から約7分、「大阪空港IC」からも6分の地点に位置している。豊中市内全域に約20分で到達できるほか、大阪・兵庫の主要地域へのアクセス利便性にも優れた希少な立地で、周辺地域には住宅地が広がっているため、雇用確保にも有利。

〇同施設の計画概要
 同施設は、約4,500㎡の敷地に、地上4階建て、延床面積約1万1,800㎡のBTS型物流施設として開発する。同施設は、豊中市へのラストマイル配送拠点としての機能に特化し、多数の車両の出入りに適した計画とする。全フロアにスプリンクラーを設置し、法令に基づく安全基準をクリアするとともに、配送車の全面乗入を可能とするほか、スロープを設けて上階へのアクセスも可能とする方針だ。

※「プロロジスパーク豊中」の計画概要
開発地:大阪府豊中市走井2-78-13(地番)
敷地面積:約4,500㎡(約1,300坪)
計画延床面積:約1万1,800㎡(約3,500坪)
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2024年11月
竣工予定:2026年3月

■日本GLP(株)<11月20日>
大阪府大阪市東住吉区で先進的物流施設「GLP 大阪Ⅲ」を着工/リピートカスタマーの(株)マルカミ物流が同社最大のハブ拠点として一棟利用、2026年1月末に竣工予定


 日本GLP(株)は、大阪府大阪市東住吉区で延床面積約3万1,000㎡の先進的物流施設「GLP 大阪Ⅲ」の建設に着手し、起工式を執行した。同施設は「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」の第1棟目で、リピートカスタマーである(株)マルカミ物流の専用施設として2026年1月末に竣工する予定だ。
 同施設は、近畿自動車道「松原JCT」から約6km、「東大阪JCT」から約16km、阪神高速4号湾岸線「南港中IC」から12kmと大阪内陸部と湾岸部の中間点に位置しており、また、阪神高速1号環状線「西船場JCT」から12kmと、関西広域および大阪都心の主要ICまで20~30分圏内に位置しています。この立地は、関西主要都市への配達に適しており、阪神高速大和川線や大阪市を南北に縦断する幹線道路にも隣接しているため、大阪市の南の玄関口としての役割を果たすポテンシャルを有しています。さらに、市街地に立地する特性からラストワンマイルでの利用が可能な立地であり、和歌山・奈良方面への広域配送拠点としても利用が可能な優れた立地条件を備えています。大阪南港をはじめとした主要沿岸部を包括する立地に加えて関西国際空港へのアクセスも容易で、チルド食品から航空貨物まで幅広い荷物のニーズに対応できる物流適地にあります。
 通勤面では、近鉄南大阪線「矢田駅」から徒歩約10分、大阪シティバス「矢田行基大橋バス停」から徒歩約1分の距離に位置しており、大阪メトロ御堂筋線「あびこ駅」、JR阪和線「我孫子町駅」からもバスでアクセス可能なため、通勤利便性が高く、施設周辺には住宅地が広がっていることから、雇用確保面での優位性もある。
 同施設を専用施設として一棟全体を利用するマルカミ物流は、大阪府内を中心に関西エリアで物流事業を展開しており、これまでも日本GLPの施設を利用している。今回は、同施設において立地の利便性や効率的なオペレーションを実現する日本GLPの提案力や柔軟な対応、一気通貫した施設の管理体制を高く評価し、同施設の利用を決めたとしており、大阪市内南エリアにおける同社最大のハブ拠点として利用する予定だ。

〇同施設の立地

  • 近畿自動車道「松原JCT」から約6km、「東大阪JCT」から約16km、阪神高速4号湾岸線「南港中IC」から12kmと大阪内陸部と湾岸部の中間点に位置しており、阪神高速1号環状線「西船場JCT」から12kmと、関西広域および大阪都心の主要ICまで20~30分圏内の立地。
  • 阪神高速大和川線や大阪市を南北に縦断する幹線道路に隣接するなど、大阪市の南の玄関口としての役割を果たすポテンシャルを有しており、市街地に立地する特性からラストワンマイルでの利用が可能であるほか、和歌山・奈良方面への広域配送拠点としても利用が可能な優れた立地。
  • 「大阪南港」をはじめとした主要沿岸部を包括する立地に加えて関西国際空港へもアクセスが容易なことから、チルド食品から航空貨物まで幅広い荷物のニーズに対応できる物流適地。
  • 通勤面では、近鉄南大阪線「矢田駅」から徒歩約10分、大阪シティバス「矢田行基大橋」バス停から徒歩約1分の距離にあり、また、大阪メトロ御堂筋線「あびこ駅」、JR阪和線「我孫子町駅」の複数駅からバスでのアクセスも可能なことから、通勤の利便性が高い立地。また、施設周辺には住宅地が広がっており、雇用の確保がしやすいエリア。

〇同施設の特長

  • 地上4階建てのボックス型の施設で荷物用エレベーター2基と垂直搬送機6基を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポート。
  • 床荷重を1.5t/㎡、有効天井高を5.5mとすることで、重量物の取り扱いにも柔軟に対応が可能。
  • トラックバースは13mとし、ウイングトレーラーによる入出庫にも対応。
  • 外観はライトグレー系を基調とし、大和川・河川敷・公園の自然色の濃淡によるグラデーションとの軽やかなつながりを意識した。

〇同施設のサステナビリティへの取り組み

  • 災害への対応:BCP 面では、浸水を考慮した高さに受変電設備を配置するなど、被害を最小限にとどめる設備計画を実施。
  • 再生可能エネルギーの活用: LED照明や人感センサー付き照明設備を設置し、入居企業のサステナブルな取り組みをサポート。さらに内装計画ではリサイクル建材を活用し、サステナブルな開発を推進。
  • 環境認証の取得:CASBEE認証、ZEB Ready認証、BELS 5Star認証を取得予定。

※「GLP 大阪Ⅲ」の施設概要
所在地:大阪府大阪市東住吉区矢田5丁目
敷地面積:約1万4,300㎡
延床面積:約3万1,000㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年10月
竣工:2026年1月末(予定)
認証取得:CASBEE認証、ZEB Ready認証、BELS 5Star認証(予定)

■ヤマキ(株)<11月20日>
群馬県みなかみ町の群馬事業所内で建設を進めていた 製品自動倉庫が竣工/物流最適化とともに群馬県における雇用拡大をめざす


 ヤマキ(株)は、物流の最適化をめざすため、群馬県みなかみ町の群馬事業所に建設を進めていた製品自動倉庫が竣工したと発表した。同社は今回の製品自動倉庫竣工に伴い、東日本エリアへの主要な生産拠点である群馬事業所の物流最適化を図ることで一層の構造強化と生産性向上を実現するとしている。
 群馬事業所は、2010年に群馬県みなかみ町に建設された生産拠点。同年より液体製品の製造を開始し、2015年には固体製品(削り節・だしの素)の生産工場を増設している。今回、同事業所内に製品自動倉庫を新設したことにより、生産から保管、出荷に至る全てのプロセスを自社内で一貫して管理・運用できる体制も整った格好だ。これによりCO2排出量などの環境負荷低減も図ることができることから、「ヤマキCSV(共有価値創造)」のテーマのひとつである「地球の健康」への貢献を一層強化する。また、製品の自動入出庫機能の実装や保管状況の一元管理の実現など、作業効率向上と人手不足の課題解消に向けた取り組みも推進することで、これもヤマキCSVのテーマのひとつである「体の健康」にも貢献する意向だ。
 同社は今後も製品供給体制の強化を視野に入れ、群馬県内の雇用創出へのさらなる貢献を図るとともに、顧客への安心・安全な製品の提供を継続し、長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」の達成をめざす。

※群馬事業所 製品自動倉庫の施設概要
所在地:群馬県利根郡みなかみ町月夜野4000番地
構造:鉄骨造1階建て(地上 約22.6m)
特徴:①S造(鉄骨構造)で強度と耐久性に優れ、地震の影響を受けにくい、②10段ラック自動入出庫仕様、③総

   枚数3,096パレット収納、④倉庫内温度監視機能および自動吸排気装置を完備
建築面積:約1,300㎡
着工:2024年2月
竣工:2024年11月20日

■阪急阪神不動産(株)、(株)シーアールイー<11月20日>
ベトナム北部における物流倉庫開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」の建設に着手/共同出資するシンガポール企業を通じて取り組んできたベトナム北部・中部での物流倉庫開発・運営プロジェクトの一環


 阪急阪神不動産(株)と(株)シーアールイーは、ベトナム北部の VSIP ハイフォン工業団地内での 2 階建て物流倉庫開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」において建設作業に着手したと発表した。
 両社はシンガポールの Sembcorp Development Ltd.(セムコープ デベロップメント社)と共同で Sembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラ サービス社)に出資し、ベトナム北部・中部で物流倉庫の開発・運営に取り組んできており、今回のプロジェクトもその一環。2025 年秋頃の竣工をめざすとしており、同倉庫が竣工すれば、セムコープ インフラ サービス社を通じて運営する物流倉庫は、ベトナム北部の 5 棟(ハイフォン市内の 4 棟およびハイズオン省内の 1 棟)と中部の 6 棟(クアンガイ省内の 3 棟、ゲアン省内の 3 棟)の合計 11 棟となり、総賃貸面積は約 15 万㎡に達するとしている。

〇同倉庫の立地
 同倉庫が立地する VSIP ハイフォン複合都市・工業団地は、ベトナム北部最大の港湾都市であるハイフォン市に位置している。同市と首都ハノイ市は主要幹線道路で結ばれており、アクセスに優れることから、広域物流拠点として高い優位性を有している。同団地の開発は、ベトナム・シンガポール両政府により進められており、設備等のハード面の充実に加え、質の高いカスタマーサービスの提供等により、高く評価されている。

※「 セムコープ ロジスティクスパーク(トゥイグエン)」の計画概要
敷地面積:約2万3,000㎡(約7,000坪)
建物構造:地上2階建て
棟数: 1棟
賃貸面積:約2万㎡(約6,000坪)
着工:2024年10月22日
竣工予定:2025年秋頃

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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