ワタミ(株)、(株)ムロオ、三和清掃(株)の 3 社は、愛知県のカーボンニュートラルの実現に向けた持続可能なまちづくりに賛同し、お弁当の配送及びお弁当の容器リサイクル、食品リサイクルの運搬に FC トラックを試験的に導入し、サプライチェーン全体の物流を脱炭素化するプロジェクトを 2024年度より実施する。
【背景】
愛知県は、2050 年カーボンニュートラルを実現するため、全国の民間企業等を対象に脱炭素プロジェクトのアイデアを募集していた。そこでワタミ(株)、(株)ムロオ、三和清掃(株)の 3 社は「荷主と運輸事業者の連携による物流脱炭素化プロジェクト」を提案し、2023 年 12 月 14 日に開催された戦略会議において支援すべき脱炭素プロジェクトとして選定された。
【内容】
愛知県津島市にある食品加工工場「ワタミ手づくり厨房 中京センター」では、電力を 100%再エネに切り替えるとともに、愛知県、名古屋市の指導・助言を受けて業界初となる弁当プラスチック容器の回収や調理くず等についても自社で回収しリサイクルする取り組みを実施してきた。しかしながら弁当の配送(動脈)、使用済みの容器・調理くず等の回収等(静脈)の物流部門は脱炭素化ができていないことからサプライチェーン全体をより環境配慮型にするため、FCトラックを導入するとともに、物流脱炭素化モデルスキームを構築する計画である。あわせて、効率的な水素供給の方策についても検討していく。
【提案企業3社の役割】
役割 | 会社名 |
プロジェクトの総括(荷主:宅食事業の展開) | ワタミ株式会社 |
FCトラックの導入検討(運輸事業者:主に動脈を担当) | 株式会社ムロオ |
FCトラックの導入検討(運輸事業者:主に静脈を担当) | 三和清掃株式会社 |