令和時代における拠点配置の考え方(前半)ーコラム④サプライチェーン全体最適化を図るためのエッセンス
第4回 令和時代における拠点配置の考え方(前半)船井総研ロジ株式会社取締役 常務執行役員赤峰 誠司 ■物流センターにおける拠点配置戦略は、令和時代になって大きく変わりました。昭和・平成時代は、高速道路の発達による輸送リードタイム短縮と投資ファンドが手掛ける大型物流センターの躍進により集約メリットの追求、規模の拡大がコスト管理においても有益な施策となっていました。旧来の拠点戦略であれば、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州と各地区に点在していた在庫型物流センターを...